上賀茂神社の神馬・神山号はいつ会える?場所や出社時間、2026年の神事を徹底解説
京都市北区に鎮座する世界文化遺産・上賀茂神社(賀茂別雷神社)には、神様に仕える白馬の神馬「神山号(こうやまごう)」がいる。全国的にも生きた神馬を奉仕させている神社は珍しく、参拝者を迎える姿や、年始の伝統神事に参加する様子を見られることが大きな魅力だ。
神山号に会えるのは、原則として日曜日・祝日・祭典日の9時30分から15時頃まで。場所は二の鳥居手前の神馬舎である。さらに、毎年1月7日の「白馬奏覧神事」や5月5日の「賀茂競馬」では、上賀茂神社と馬が結ばれてきた長い歴史を体感できる。2026年は神馬の代替わりも報じられており、午年ならではの話題も重なった。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 神馬に会える時間:日曜・祝日・祭典日の9時30分~15時頃。体調や天候によって休みになる場合がある。
- 神馬舎の場所:二の鳥居の手前、左手。白馬の神山号が参拝者を迎える。
- 2026年の注目情報:1月7日に白馬奏覧神事、5月5日に賀茂競馬が斎行された。2026年3月には11代目への代替わりもあった。
【まず結論】上賀茂神社の神馬・神山号はいつ会える?出社時間と場所を解説
神山号に会いたい人が最初に押さえておきたいのは、出社日と時間だ。上賀茂神社の公式サイトによると、神馬の通常の出社時間は日曜日・祝日・祭典日の9時30分から15時頃までとなっている。
毎日境内にいるわけではないため、平日に訪れても神馬に会えるとは限らない。特に遠方から京都を訪れる場合は、曜日だけでなく、当日の出社状況まで確認しておきたい。
神山号の出社スケジュール
| 確認項目 | 基本情報 | 注意点 |
|---|---|---|
| 出社日 | 日曜日・祝日・祭典日 | 祭典の内容や当日の状況による |
| 出社時間 | 9時30分~15時頃 | 終了時刻は目安 |
| 出社場所 | 境内の神馬舎 | 二の鳥居手前の左手 |
| 休みになる条件 | 馬の体調・天候など | 予定日に必ず会えるわけではない |
| 問い合わせ | 075-781-0011 | 公式案内で最新状況を確認 |
この時間は、神馬の健康と世話を優先したうえで設定されている。一般の観光施設のように、営業時間内なら必ず姿を見られるという仕組みではない。
神山号に会うなら何時頃がおすすめ?
初めて訪れる人には、午前中の参拝がおすすめだ。9時30分頃から出社するため、早めに境内に到着すれば、神馬舎の場所を確認してから落ち着いて参拝できる。
ただし、早い時間に行けば必ず神山号がいるというわけではない。馬の移動や当日の神事、体調などによって状況は変わる。
神馬を見たあとに本殿へ参拝するだけでなく、細殿前の立砂や広い芝生の参道も巡ると、上賀茂神社の歴史をより深く感じられる。
【迷わず行ける】上賀茂神社の神馬舎の場所と参拝ルート
神馬舎は、上賀茂神社の境内に入ってから比較的見つけやすい位置にある。目印となるのは、参道の奥にある二の鳥居だ。
神馬舎は二の鳥居の手前左側
上賀茂神社の一の鳥居から二の鳥居へ向かって参道を進むと、二の鳥居の手前左側に神馬舎が見えてくる。
神社の境内案内を解説する国土交通省の地域観光資源データベースでも、神馬舎は二の鳥居付近にある施設として紹介されている。
神馬舎は、神様に仕える馬が参拝者を迎えるための場所でもある。単なる観光用の展示施設ではなく、神社の祭祀と馬との関係を現在に伝える空間だ。
参拝と神馬見学を組み合わせる順番
おすすめは、一の鳥居から参道を歩き、二の鳥居手前の神馬舎で神山号の様子を見てから、境内の社殿へ進むルートだ。
神馬舎を見たあとは、細殿前にある立砂にも注目したい。円錐形の砂山は、賀茂別雷大神が降臨したと伝わる神山を象徴するもの。神社の信仰と神馬の名前を結びつける重要な景観である。
なお、境内の二の鳥居は5時30分から17時まで、楼門と授与所は8時から16時45分までが基本の開門時間として案内されている。神馬の出社時間とは異なるため、混同しないようにしたい。
神馬を見学するときのマナー
神山号は生きた動物であり、神様に仕える存在でもある。見学時には、馬を驚かせないことを第一に考えたい。
- 大きな声を出したり、急に近づいたりしない。
- フラッシュ撮影を避ける。
- 馬の頭や顔に勝手に触れない。
- 餌やりが案内されている場合は、神社側の指示に従う。
- 神馬舎周辺で長時間場所を占有しない。
人参を与える体験が紹介されることもあるが、いつでも自由に餌を持ち込んでよいという意味ではない。実施の有無や方法は当日の案内を優先しよう。
【2026年最新】白馬奏覧神事と牽馬の儀、5月の賀茂競馬を解説
上賀茂神社には、神馬を間近に見られる通常の出社日とは別に、馬が主役となる伝統神事がある。特に注目したいのが、1月7日の白馬奏覧神事と、5月5日の賀茂競馬だ。
1月7日「白馬奏覧神事」は一年の邪気払いを願う祭典
白馬奏覧神事(はくばそうらんじんじ)は、毎年1月7日に行われる上賀茂神社の新春行事である。
その由来は、宮中で行われていた「白馬節会(あおうまのせちえ)」。年の初めに白馬(青馬)を見ると一年の邪気が祓われるという故事に基づき、神馬を神前に供して一年の安泰を祈る。
上賀茂神社の公式案内では、神前に七草粥を供え、神馬「神山号」を神覧に供する祭典として説明されている。
2026年1月7日(水)の開催情報では、午前10時から神事が始まり、正午・午後1時・午後2時・午後3時には「牽馬の儀」が行われた。
牽馬の儀は正午から1時間ごとに4回
牽馬の儀(ひきうまのぎ)は、神馬を曳いて境内を進ませる儀式だ。橋殿の周囲を巡り、楼門前で神前に向かって礼をする姿を見られる。
2026年の時間は次のとおりだった。
- 12時:1回目
- 13時:2回目
- 14時:3回目
- 15時:4回目
通常の神馬舎での見学とは違い、神山号が祭典に参加する姿を見られる点が特徴だ。神事の進行や参拝者の位置によって見学できる場所は異なるため、現地の案内に従いたい。
当日は「厄除七草粥」の接待も行われる。上賀茂神社敬神婦人会によるもので、有料で提供される新春の名物だ。七草粥をいただきながら、無病息災を願う参拝も楽しめる。
5月5日「賀茂競馬」は1093年に始まった伝統神事
もう一つの大きな見どころが、賀茂競馬(かもくらべうま)だ。
上賀茂神社の公式資料によると、その始まりは寛治7年(1093年)。宮中の武徳殿で行われていた競馬会を神社に奉納したことに由来する。
単に馬の速さを競う催しではなく、天下泰平や五穀豊穣を祈る神事として受け継がれてきた。
2026年5月5日(火・祝)の賀茂競馬は、京都市公式の京都観光Naviによると、13時から競馬会の儀が行われ、14時頃から芝生で競馳(きょうち)が始まる予定として案内されていた。
乗尻(のりじり)と呼ばれる騎手は舞楽装束を身にまとい、右方と左方に分かれて馬を走らせる。2頭の馬の間に一定の差を設け、その差が広がるか縮まるかによって勝敗を判定する古式の競馬だ。
白馬奏覧神事が神馬を神前に供する祭典であるのに対し、賀茂競馬は馬の走る姿を通じて神事の伝統を伝える行事である。どちらも馬と神社の深い関係を象徴している。

【神話を読み解く】賀茂別雷大神と馬の由緒、神山号という名前の意味
なぜ上賀茂神社には神馬がいるのか。その答えは、神社の創祀にまつわる賀茂神話にある。
賀茂別雷大神が神山に降臨したという伝承
上賀茂神社の正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。御祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)である。
神社公式サイトの「御神話」によると、賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)が賀茂川の上流で身を清めていた際、川から流れてきた丹塗矢を持ち帰ったことが物語の始まりとなる。
その後、丹塗矢の不思議な力によって御子神が誕生。成長した御子神は祝宴の席で天へ昇り、賀茂玉依比売命たちは再び会いたいと願うようになった。
すると、賀茂玉依比売命の夢に御子神が現れ、祭りを行って迎えるよう神託を告げたという。
神社公式の伝承では、その祭りに際して走馬を飾り、奥山の賢木を立て、葵や楓を用いて神迎えを行ったとされる。そして、御子神は神山に神として降臨した。
この御子神こそが、現在の御祭神である賀茂別雷大神だ。
馬に鈴を掛けて走らせたという伝承
上賀茂神社と馬の関係を紹介する京都の観光資料では、神迎えの際に馬に鈴を掛けて走らせ、葵を飾ったという伝承も紹介されている。
神社公式の御神話では「走馬を飾り」と記されており、馬を用いた神迎えの儀式が古くから重要な意味を持っていたことが分かる。
この由緒が、上賀茂神社が「乗馬発祥の地」と呼ばれる背景の一つになっている。馬は単に神社の境内にいる動物ではなく、神様を迎える祭祀と結びついた存在なのだ。
神山号の名前は神様が降臨した山に由来
神山号という名前にも、神社の由緒が反映されている。
神山(こうやま)は、上賀茂神社の本殿から北北西に位置する神聖な山で、賀茂別雷大神が降臨した場所と伝えられている。
その神山の名を受け継いだ神馬が「神山号」だ。つまり、この名前には神社の創祀と祭神への敬意が込められている。
細殿前の立砂も神山を象徴するものとして知られる。神山号を見たあとに立砂を眺めると、馬と山、そして祭神のつながりをより具体的に感じられるはずだ。
【2026年の重要ニュース】神山号は11代目に代替わりしていた
2026年は午年ということもあり、上賀茂神社の神馬が注目を集めた。なかでも見逃せないのが、神山号の代替わりである。
2026年5月1日付の競馬情報メディア「netkeiba」の取材記事によると、2026年2月の取材時点では10代目の神山号が奉仕していたが、同年3月10日に11代目へ交代したという。
11代目は、中央競馬で「フジノタカネ」の名前で走っていた元競走馬。競走馬としての経験を経て、神社の神馬として新たな役目を担うことになった。
この代替わりは、神馬が単なる固定された観光名物ではなく、馬の健康や年齢を考慮しながら世代をつないでいく奉仕であることを示している。
神山号は一頭の固有名ではなく、受け継がれる神馬の呼称
神山号について調べる際に注意したいのが、世代による情報の違いだ。
2025年頃に公開された旅行記事には「十代目」と記載されたものがある。しかし、2026年5月の報道では3月10日の代替わりを経て11代目になったことが伝えられている。
そのため、過去の記事に掲載された馬のプロフィールや写真を、2026年の神山号の情報としてそのまま扱わないことが大切だ。
以下に、神馬を取り巻く関係を整理した。
| 名称・存在 | 関係性 | 役割・意味 |
|---|---|---|
| 賀茂別雷大神 | 上賀茂神社の御祭神 | 神山に降臨したと伝わる神様 |
| 賀茂玉依比売命 | 御祭神の母神 | 神迎えの祭りに関する神託を受けた存在 |
| 神山 | 御祭神の降臨地 | 神山号の名前の由来 |
| 神山号 | 奉納される神馬 | 参拝者を迎え、祭典に奉仕する白馬 |
| 白馬奏覧神事 | 毎年1月7日の祭典 | 神馬を神覧に供し、一年の安泰を願う |
| 賀茂競馬 | 毎年5月5日の神事 | 1093年に始まった馬の競馳を伴う伝統行事 |
このように、神馬の奉仕は、御祭神の由緒、神山への信仰、そして長年受け継がれてきた祭典と密接に結びついている。

【白馬を見るご利益とは】邪気払いの由来と初詣で訪れる魅力
上賀茂神社の神馬を見に行く理由として、もう一つよく挙げられるのが「白馬を見ると邪気が祓われる」という言い伝えだ。
これは白馬奏覧神事の由来にもなっている宮中の故事に基づくもの。年の初めに白馬(青馬)を見ることで、その年の邪気を祓い、無病息災を願うという信仰が受け継がれている。
白馬と邪気払いの関係
白馬奏覧神事は、宮中の白馬節会を神社の祭典として受け継いだものだ。
もともと正月7日に青馬を見る風習があり、後に白馬を見る行事として伝えられるようになった。現在の上賀茂神社では、神馬を神前に進め、その姿を御祭神にご覧いただく形式で斎行される。
白馬を見ることそのものが厄除けの象徴となっており、参拝者にとっては一年の健康や幸せを願う機会でもある。
ただし、これは伝統的な信仰や故事に基づくご利益であり、白馬を見ればあらゆる災難が必ず避けられるという意味ではない。新年の参拝を通じて気持ちを整え、無事な一年を願うことに意義がある。
上賀茂神社の初詣は1月7日も見逃せない
初詣というと元日から三が日を思い浮かべる人が多い。しかし、神馬を目当てに訪れるなら、1月7日の白馬奏覧神事も有力な参拝日となる。
2026年は1月7日(水)に午前10時から祭典が行われ、正午から15時までの間に4回の牽馬の儀が実施された。
2027年も例年どおり1月7日に斎行されることが見込まれるが、詳細な時刻や接待内容は直前の公式案内を確認したい。
なお、神馬の通常出社日と白馬奏覧神事の日は区別して考える必要がある。元日に参拝したからといって、必ず神山号に会えるわけではない。神馬を目的にするなら、出社予定と祭典日を基準に計画するのがよい。
【上賀茂神社の神馬】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:上賀茂神社の神馬・神山号には何曜日に会えますか?
A1:基本的には日曜日・祝日・祭典日に会える機会があります。出社時間は9時30分から15時頃までです。ただし、体調や天候によって休みになる場合があります。
Q2:神馬舎は上賀茂神社のどこにありますか?
A2:二の鳥居の手前、左手にあります。一の鳥居から参道を進み、二の鳥居を目印に探すと分かりやすいでしょう。
Q3:2026年の神山号は何代目ですか?
A3:2026年3月10日に11代目へ交代したことが、同年5月の報道で紹介されています。11代目は元競走馬のフジノタカネ号です。
Q4:白馬奏覧神事は何時から始まりますか?
A4:2026年は1月7日午前10時から行われました。牽馬の儀は正午、13時、14時、15時の4回です。毎年1月7日の祭典ですが、次回の詳細は公式発表を確認してください。
Q5:牽馬の儀とは何ですか?
A5:神馬を曳いて境内を巡る儀式です。白馬奏覧神事では、正午から15時まで1時間ごとに行われ、神馬が橋殿周辺を巡り、楼門前で神前に向かって礼をします。
Q6:賀茂競馬は毎年いつ開催されますか?
A6:毎年5月5日に行われる伝統神事です。2026年は13時から競馬会の儀、14時頃から競馳が行われました。
Q7:神馬を見ると本当に邪気が祓われますか?
A7:年の初めに白馬を見ると一年の邪気が祓われるという故事に基づく信仰です。白馬奏覧神事もこの伝統を受け継いでいます。厄除けや無病息災を願う新春の参拝行事として親しまれています。
まとめ:上賀茂神社の神馬・神山号に会うなら出社日と祭典を確認しよう
上賀茂神社の神馬「神山号」は、御祭神・賀茂別雷大神の降臨伝承と深く結びついた、同社ならではの存在だ。
通常は日曜日・祝日・祭典日の9時30分から15時頃まで、二の鳥居手前の神馬舎で参拝者を迎えている。ただし、馬の体調や天候によって出社しないこともあるため、訪問前の確認が欠かせない。
2026年には11代目への代替わりが報じられ、1月7日の白馬奏覧神事、5月5日の賀茂競馬も行われた。こうした祭典を知ると、神山号が単なる観光スポットではなく、上賀茂神社の歴史と信仰を現在につなぐ存在であることが分かる。
初めて訪れるなら、まずは通常の出社日に神馬舎を訪れ、神山号の姿を見てから境内を巡るのがおすすめだ。新年の厄除けを願うなら1月7日の白馬奏覧神事、馬の躍動感や伝統的な競馳を見たいなら5月5日の賀茂競馬を目的にするとよい。
参拝前には上賀茂神社の公式サイトや公式SNS、電話(075-781-0011)で最新の出社状況と祭典情報を確認しておこう。神馬との出会いをきっかけに、京都の古い神話と受け継がれる祭祀にも目を向けてみたい。
主な情報照合先
- 上賀茂神社公式サイト「参拝・御祈祷のご案内」「御神話」「上賀茂神社のひととせ」
- 上賀茂神社公式YouTubeの白馬奏覧神事案内
- 京都市公式「京都観光Navi」賀茂競馬2026年開催情報
- 国土交通省「地域観光資源の多言語解説文データベース」
- netkeiba 2026年5月1日付・神山号の代替わりに関する取材記事
(出典: 上 賀茂 神社 神馬(Yahoo!ニュース))