【まず知っておきたい】くるりんぱおだんごの特徴と基本の仕組み
くるりんぱおだんごは、単純に髪を丸めて固定するだけのお団子とは異なり、毛束を内側に通してねじりを作ることで、立体感と自然な動きを生み出すヘアアレンジです。
基本となるのは、次の3つのテクニックです。
- くるりんぱ: 結んだ髪の根元に穴を作り、毛束を上から下へ通す方法。
- ほぐし: ねじれた部分やトップの髪を少量ずつ引き出して、柔らかい印象にする方法。
- お団子固定: 残った毛先を結び目に巻き付けたり、内側に折り込んだりして固定する方法。
この3つを組み合わせることで、シンプルなまとめ髪でも美容室で仕上げたようなニュアンスを演出できます。
くるりんぱと逆くるりんぱはどう違う?
通常のくるりんぱは、結び目の上に穴を作り、毛束を上から下へ通します。一方、逆くるりんぱは毛束を下から上へ通す技法です。
資生堂の美容情報メディア「Beauty Journey」が2026年5月21日に公開したヘアアレンジ特集でも、通常のくるりんぱと逆くるりんぱを使ったお団子が紹介されています。
逆くるりんぱを使う場合は、最初に小さなお団子を作り、ゴムの下に穴を開けて、お団子部分を後方から前方へ通します。毛先をすべて通さず残しておくことで、独特の立体感を作れるのが特徴です。
くるりんぱおだんごに必要な道具
初めて挑戦する場合、最初から多くの道具をそろえる必要はありません。
| 道具 | 用途 | 必要度 |
|---|---|---|
| ヘアゴム | 髪を結び、くるりんぱを固定する | 必須 |
| アメピン | 毛先やお団子の浮きを固定する | あると便利 |
| ヘアクリップ | お団子全体を安定させる | あると便利 |
| ヘアバーム・ワックス | 短い毛や後れ毛をまとめる | おすすめ |
| ヘアスプレー | 仕上がりをキープする | おすすめ |
| コーム・ブラシ | 髪の絡まりを整える | おすすめ |
特に重要なのは、髪質に合ったスタイリング剤です。
髪がさらさらでゴムから抜けやすい人は、軽いワックスやバームを少量なじませると扱いやすくなります。反対に、髪が太く量が多い人は、表面だけでなく内側の髪も整えてから結ぶと、まとまりやすくなります。
資生堂の2026年の解説でも、アレンジ前のスタイリング剤の使用や、仕上がりに合わせたキープ用スプレーの活用が紹介されています。
【初心者でも簡単】くるりんぱおだんごの基本の作り方5ステップ
まずは、ミディアムからロングまで幅広く応用できる、低めのお団子をマスターしましょう。
最初に低めの位置で練習する理由は、後頭部の髪を確認しやすく、毛先をまとめる作業もしやすいためです。
STEP1:髪全体を整えてひとつに結ぶ
最初にブラシで髪の絡まりを取り、必要に応じてヘアバームを薄くなじませます。
後頭部の低い位置、耳の高さより少し下を目安に髪を集め、ヘアゴムでひとつに結びます。
このとき、結び目を頭皮に強く押し付ける必要はありません。適度にゆとりを残しておくと、次のくるりんぱが作りやすくなります。
STEP2:結び目の上に穴を作る
結び目のすぐ上にある髪を左右に分け、指で小さな穴を作ります。
穴が小さすぎると毛束を通しにくく、大きすぎると仕上がりが緩くなりやすいため、毛束が無理なく通る程度の大きさに調整しましょう。
STEP3:毛束を穴に通してくるりんぱする
ひとつ結びにした毛束を、作った穴に上から下へ通します。
通し終わったら、毛束を左右に分けて軽く引っ張ります。これによって結び目が安定し、ねじり部分も整います。
資生堂の基本テクニックでも、ゴム部分を片手で押さえながら、もう片方の手でねじり部分を少しずつ引き出す方法が紹介されています。
STEP4:毛先をまとめてお団子を作る
くるりんぱした後の毛先を、結び目の周りに巻き付けます。
毛束を軽くねじりながら巻き付けると、まとまりやすくなります。
毛先が長い場合は、余った部分をお団子の内側に折り込みます。短い場合は、無理に巻き付けず、小さく折り込んで固定する方法がおすすめです。
STEP5:ゴムやピンで固定して形を整える
最後に、必要に応じてアメピンを使い、お団子の浮いている部分や毛先を固定します。
ピンを使わない場合は、毛先をゴムの内側に入れ込む方法もあります。
全体の形を確認し、後頭部やお団子部分を少しずつほぐせば完成です。
初心者が最初に覚えるべきポイントは、くるりんぱをきれいに作ることよりも、毛束を無理に引っ張らず、最後まで丁寧に固定することです。
【髪の長さ別に比較】ボブ・ミディアム・ロングのおすすめアレンジ
くるりんぱおだんごは、髪の長さによって完成形も作り方も変わります。
特に違いが出るのは、毛先の長さと、襟足の髪をまとめられるかどうかです。
髪の長さ別の特徴と選び方
| 髪の長さ | おすすめのスタイル | 作り方のポイント | 固定方法 |
|---|---|---|---|
| ボブ | ハーフアップお団子・ミニお団子 | 短い毛を少しずつ集める | ゴムとピン |
| ミディアム | 低めのくるりんぱおだんご | 毛先を折り込んでまとめる | ゴムと少数のピン |
| ロング | ふんわりシニヨン | くるりんぱ後に毛束を巻き付ける | ゴムと複数のピン |
ボブ:短い髪はハーフアップから挑戦
ボブの場合、最も難しいのは襟足の短い髪をまとめることです。
無理に全体をひとつのお団子にしようとすると、短い毛が落ちてきたり、固定した部分が膨らんだりすることがあります。
おすすめは、ハーフアップを利用したアレンジです。
1. 髪全体に少量のバームをなじませる。
2. 頭頂部から後頭部の髪を集めてゴムで結ぶ。
3. 結び目の上に穴を作り、くるりんぱする。
4. サイドの髪を追加して、もう一度くるりんぱする。
5. 毛先を小さなお団子にしてピンで固定する。
襟足の髪は無理にまとめず、自然に残しても構いません。
資生堂のボブ向けアレンジでも、トップとサイドを段階的にくるりんぱし、残った髪を内側に巻き込んでピンで固定するアップスタイルが紹介されています。
ミディアム:最も基本の形を作りやすい長さ
ミディアムは、くるりんぱおだんごに挑戦しやすい長さです。
毛先をある程度確保できるため、ねじって巻き付ける方法と、内側に折り込む方法の両方を選べます。
おすすめは、襟足付近で作る低めアレンジです。
1. 髪全体を後頭部の低い位置でひとつに結ぶ。
2. 結び目の上でくるりんぱする。
3. 毛束を左右に軽く引いて形を整える。
4. 毛先をねじりながら結び目に巻き付ける。
5. 毛先をピンで固定する。
後頭部を少しほぐすだけでも、きちんと感を残しながら柔らかい印象にできます。
All Aboutのミディアム向けまとめ髪解説でも、低めの位置で結び、毛束をねじって巻き付け、ピンで固定する方法が紹介されています。
ロング:くるりんぱを重ねてボリュームアップ
ロングは毛量と長さを活かして、ボリュームのあるお団子を作れます。
おすすめは、くるりんぱを複数回繰り返してから、お団子にまとめる方法です。
1. 髪全体をひとつに結ぶ。
2. 結び目から少し下の位置にもゴムを付ける。
3. ゴムとゴムの間に穴を作り、毛束を通す。
4. 必要に応じて同じ工程を繰り返す。
5. できた毛束を根元に巻き付ける。
6. 毛先を内側に入れ、ピンで固定する。
髪が長いほど、くるりんぱを繰り返す回数や毛束の量を調整できます。
美容情報メディア「美的」では、髪の長さに応じて複数回くるりんぱを作り、最後に根元へ巻き付けるボリュームアレンジも紹介されています。
【ゴムだけでもできる?】崩れないお団子を作る固定テクニック
くるりんぱおだんごは、ヘアピンを使わなくても仕上げられる場合があります。
ただし、髪の長さや毛量によって固定力が変わるため、ゴムだけで作る方法と、ピンを併用する方法を使い分けることが大切です。
ゴムだけで作る簡単アレンジ
用意するのは、ヘアゴム2本程度です。
1. 髪全体を低めの位置でひとつに結ぶ。
2. 結び目の上に穴を作り、毛束を通す。
3. 毛先を軽くねじりながら結び目に巻き付ける。
4. もう1本のゴムをお団子全体に通して固定する。
5. 毛先が余っている場合は、ゴムの内側に入れ込む。
髪が長く、毛量が多い場合は、ゴムだけでは形が安定しにくいことがあります。その場合はピンを追加しましょう。
ボブのように毛先が短い場合は、ゴムだけでフルアップにするよりも、ハーフアップのお団子にする方が扱いやすいでしょう。
ヘアピンを使った崩れにくい留め方
お団子が崩れやすい人は、アメピンを使った固定方法を覚えておくと便利です。
基本的な留め方は次のとおりです。
1. 毛先を結び目の周囲に巻き付ける。
2. お団子を片手で軽く押さえる。
3. アメピンを毛先と根元の髪を一緒に拾うように差し込む。
4. ピンをお団子の内側に収めて目立たなくする。
5. 反対側も必要に応じて固定する。
ポイントは、ピンを表面の髪だけに引っ掛けないことです。
美的で紹介されているスタイリストの溝口和也さんによる解説では、アメピンの短い辺を垂直に差し込み、外側へ倒しながら髪の奥に入れる方法が紹介されています。また、お団子を押さえながら複数箇所を固定する手順も示されています。
お団子が崩れる原因と対処法
| 崩れる原因 | 起こりやすい状態 | 対処法 |
|---|---|---|
| ゴムが緩い | 根元から動く | 結び直して土台を安定させる |
| 髪がさらさらすぎる | 毛束が抜ける | バームを少量使う |
| 毛先の処理不足 | お団子から毛先が出る | 内側に折り込んで固定する |
| ピンの位置が不適切 | お団子が浮く | 根元の髪も一緒に留める |
| ほぐしすぎ | ねじりが緩む | 固定後に少しずつ引き出す |
崩れにくさを優先するなら、最初から強く引っ張って固めるよりも、土台を安定させてから毛先を固定する順番が重要です。
【ふんわり感を出すコツ】ほぐし方と後れ毛の整え方
くるりんぱおだんごの仕上がりを左右するのが、ほぐし方です。
同じ手順で作っても、髪をきつくまとめるか、少しずつ引き出して立体感を出すかによって、印象は大きく変わります。
ほぐし方はゴムの近くから始める
初心者がやりがちな失敗は、髪を一度に大きく引き出してしまうことです。
これでは毛束が崩れたり、地肌が見えすぎたりする原因になります。
自然に仕上げるには、次の手順がおすすめです。
1. くるりんぱの結び目を片手で押さえる。
2. ねじれた部分の髪を少量つまむ。
3. 斜め上方向に少しだけ引き出す。
4. 左右のバランスを見ながら繰り返す。
5. 最後にトップの髪を軽く引き出す。
特に意識したいのは、引き出す髪の量です。
一度に大きな束を引っ張るのではなく、細い毛束を少しずつ動かすことで、立体感のある仕上がりになります。
資生堂の2026年のヘアアレンジ解説でも、ねじり部分やトップから髪を少量ずつ引き出してニュアンスを付ける方法が紹介されています。
後れ毛は3か所を意識する
後れ毛を作るなら、次の3か所を意識しましょう。
- こめかみ: 顔周りに自然な柔らかさを出す。
- もみあげ: 横顔に動きを加える。
- 襟足: 後ろ姿に抜け感を作る。
すべての場所から大量に髪を出す必要はありません。
顔周りの髪を少量残し、必要に応じてヘアアイロンで軽くカールを付けるだけでも印象が変わります。
仕上げにワックスを指先に薄く伸ばし、後れ毛の毛束感を整えると、まとまりのあるスタイルになります。
毛量によってほぐし方を変える
髪質によっても、適切なほぐし方は異なります。
髪が細い・少ない人
- トップを中心に少しずつ引き出す。
- お団子部分も軽く広げる。
- 引き出しすぎて地肌が見えないようにする。
髪が太い・多い人
- ねじり部分を中心に整える。
- 毛束を大きく引き出しすぎない。
- お団子の内側をしっかり固定する。
髪の量によってくるりんぱのねじり部分の太さも変わるため、自分の毛量に合わせて調整することが大切です。
【低め・高めで印象が変わる】シーン別くるりんぱおだんごアレンジ
お団子の位置を変えるだけでも、仕上がりの雰囲気は変わります。
低めは落ち着いた印象、高めは軽快でカジュアルな印象を作りやすいのが特徴です。
低めアレンジ
落ち着いた雰囲気・オフィス・普段使い
高めアレンジ
華やか・カジュアル・休日のお出かけ
低めアレンジ:大人っぽく上品にまとめたい人向け
低めのお団子は、襟足付近で髪をまとめるスタイルです。
仕事や学校、きちんとした服装にも合わせやすく、落ち着いた印象に仕上がります。
作り方は基本の手順と同じですが、結び目を襟足に近い位置に設定することがポイントです。
毛先はコンパクトに収め、トップを少しだけほぐすと自然な丸みが出ます。
高めアレンジ:華やかで若々しい印象に
高めのお団子は、頭頂部に近い位置で作るスタイルです。
顔周りや首元がすっきり見え、休日のお出かけやカジュアルなファッションにもよく合います。
作る際は、最初に高い位置で髪を結び、くるりんぱを作ってから毛先をまとめます。
ボブの場合は襟足の髪が残りやすいため、無理にすべてをまとめず、残った毛を別のピンで固定すると自然です。
自分に合うアレンジを選ぶ判断基準
| 希望する仕上がり | おすすめ |
|---|---|
| 仕事でも使いたい | 低め・タイトなお団子 |
| 顔周りを華やかに見せたい | 高め・後れ毛あり |
| 初めて挑戦する | 低めのシンプルアレンジ |
| 髪が短い | ハーフアップお団子 |
| 髪が長くボリュームがある | 複数回くるりんぱするアレンジ |
| 長時間キープしたい | ピンを併用した固定スタイル |
【プロの結論】きれいなくるりんぱおだんごは土台作りで決まる
くるりんぱおだんごを上手に仕上げるために、最も意識したいのは、華やかなほぐし方よりも土台の安定です。
結び目が緩いまま髪を引き出すと、せっかく作った立体感が崩れやすくなります。
おすすめの順番は、次のとおりです。
土台を結ぶ → くるりんぱを作る → 毛先をまとめる → 固定する → ほぐす → 後れ毛を整える。
また、初心者が最初から複雑なアレンジに挑戦する必要はありません。
まずは低めの位置でひとつ結びを作り、1回のくるりんぱで形を整える方法から始めましょう。
慣れてきたら、2回のくるりんぱや三つ編み、ヘアアクセサリーを加えることで、アレンジの幅が広がります。
【よくある質問】くるりんぱおだんごに関するFAQ
Q1:くるりんぱおだんごは初心者でも簡単にできますか?
A1:できます。最初は低めの位置でひとつ結びを作り、1回くるりんぱしてから毛先をまとめる方法がおすすめです。慣れるまではヘアピンを使って固定すると、形を整えやすくなります。
Q2:くるりんぱおだんごはゴムだけでも作れますか?
A2:作れます。毛先を結び目に巻き付け、別のゴムでお団子全体を固定する方法があります。ただし、髪が短い場合や毛量が多い場合は、ピンを併用した方が安定しやすくなります。
Q3:ボブでもフルアップのお団子にできますか?
A3:髪の長さによっては可能です。ただし、襟足が短い場合は毛が落ちやすいため、ハーフアップや小さなお団子から始めると簡単です。残った毛はピンで固定しましょう。
Q4:くるりんぱおだんごが崩れるのはなぜですか?
A4:主な原因は、ゴムの緩み、毛先の固定不足、ほぐしすぎです。最初に土台を安定させ、毛先をしっかり収納してから、少量ずつほぐすようにしましょう。
Q5:お団子をふんわり見せるにはどうすればいいですか?
A5:ゴムの近くやくるりんぱのねじり部分から、細い毛束を少しずつ引き出すのがポイントです。左右のバランスを確認しながら調整すると、自然な立体感が生まれます。
Q6:くるりんぱおだんごは高めと低めのどちらがおすすめですか?
A6:初めて挑戦するなら低めがおすすめです。毛先をまとめやすく、後頭部の形も確認しやすいためです。華やかな印象にしたい場合は、高めの位置に挑戦してみましょう。
まとめ:くるりんぱおだんごは髪の長さに合わせて楽しもう
くるりんぱおだんごは、基本の手順を覚えれば、ボブ・ミディアム・ロングのどの長さでも工夫して楽しめるヘアアレンジです。
今回紹介したポイントを振り返ると、次のようになります。
- 基本はひとつ結びからくるりんぱを作り、毛先をまとめる。
- ボブはハーフアップ、ミディアムは低めのお団子、ロングは巻き付けるアレンジがおすすめ。
- ゴムだけでも仕上げられるが、崩れやすい場合はヘアピンを併用する。
- ほぐすときは細い毛束を少しずつ引き出す。
- 後れ毛やお団子の高さを調整すると、印象を変えられる。
大切なのは、自分の髪の長さや毛量に合った方法を選ぶことです。
最初から完璧な仕上がりを目指すより、まずはシンプルなくるりんぱおだんごを練習し、少しずつほぐし方や固定方法を覚えていきましょう。
毎日の通勤・通学から休日のお出かけまで、手持ちのヘアゴムと少しの工夫で、いつものまとめ髪を新鮮なスタイルに変えられます。 (出典: くる りん ぱ おだんご(Yahoo!ニュース))