せがた三四郎とは何者?藤岡弘、が演じた伝説のCM全19本と復活の軌跡を徹底解説
「セガサターン、シロ!」という力強い叫びとともに、野球少年を投げ飛ばし、炎の中へ飛び込み、氷の上を素足で駆け抜ける男がいた。その名は、せがた三四郎。俳優・武道家の藤岡弘、が演じた、セガサターンの伝説的な宣伝キャラクターである。

1997年から1998年にかけて放送されたCMは全19本。破天荒なアクション、独特の決めゼリフ、そして最後に描かれた壮絶な結末は、ゲームの広告という枠を超えて多くの人々の記憶に残った。2024年11月にはセガサターンが発売30周年を迎え、2026年現在も懐かしいゲーム文化を象徴する存在として語り継がれている。せがた三四郎の誕生秘話から全CMの内容、撮影現場の裏話、復活の歴史までを振り返る。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 正体: せがた三四郎は、藤岡弘、が演じたセガサターンの公式イメージキャラクター。 - 活動: 1997~1998年に全19本のCMが制作され、最後は『せがた三四郎 真剣遊戯』で壮大な幕を閉じた。 - 現在: 2019年のセガフェスで22年ぶりに復活。2020年には藤岡真威人が「せが四郎」を演じる親子企画も実現した。
【正体を解明】せがた三四郎とは何者なのか?藤岡弘、との関係
せがた三四郎とは、セガ・エンタープライゼス(現在のセガ)が家庭用ゲーム機「セガサターン」の販売促進を目的に生み出した宣伝キャラクターである。
演じたのは、1971年放送の特撮ドラマ『仮面ライダー』で主人公・本郷猛を演じ、一躍ヒーローとして知られるようになった藤岡弘、。俳優としての存在感に加え、武道家としての身体能力や本格的なアクションを生かし、道着姿の熱血漢を演じた。
キャラクターの基本設定は「遊びの道に魂を込めた男」。ゲームを単なる暇つぶしではなく、真剣に取り組むべきものとして捉え、いい加減な遊び方をする若者たちに喝を入れるという、独特の人物像だった。
初期CMでは、野球をしようとする少年たちやクラブで遊ぶ若者たちの前に突然現れ、柔道技で投げ飛ばす。その後、セガサターンを掲げて叫ぶのが、おなじみの「セガサターン、シロ!」だった。
「セガサターン、シロ!」に込められた二重の意味
この決めゼリフには、広告コピーとしての巧みな仕掛けがある。
- セガサターンで遊べ、という命令形の意味。
- 白っぽい本体カラーのセガサターンをアピールする意味。
セガの公式ハード資料によると、セガサターンは1996年3月22日に本体デザインを変更したモデルを発売。グレーから白に近いミストグレーへとカラーを変更し、「白サターン」と呼ばれるようになった。
つまり「シロ!」は、ゲームをしろという命令と、白サターンの宣伝を重ねた言葉として機能していたのである。
この短いフレーズが、商品名、購買意欲、キャラクターの個性を一度に伝える強力なコピーになった。
藤岡弘、だから成立したキャラクター
せがた三四郎の魅力を考えるうえで、藤岡弘、の存在は欠かせない。
藤岡は『仮面ライダー』で培ったアクション俳優としての実績を持ち、武道家としても活動してきた人物だ。所属事務所の公式プロフィールでも、アクションシーンを自らこなす俳優として紹介されている。
せがた三四郎のCMでは、こうした本人のキャリアとキャラクター設定が見事に一致した。
普通の俳優が同じ道着を着て同じセリフを叫んでも、あれほどの説得力を生み出すのは難しかったはずだ。藤岡の真剣な表情と圧倒的な存在感が、荒唐無稽な設定に本物らしさを与えていた。
【誕生秘話】せがた三四郎はなぜ生まれた?企画担当者が明かした舞台裏
せがた三四郎が誕生した背景には、当時の家庭用ゲーム機市場をめぐる激しい競争があった。
1990年代後半、セガサターンはソニーのプレイステーションと次世代ゲーム機市場で競い合っていた。ライバル側の広告が勢いを増すなか、セガには、視聴者の目を一瞬で引きつける新しい広告戦略が必要だった。
そこで企画に携わったのが、博報堂のクリエイティブディレクター・安藤宏治氏ら広告制作スタッフである。
2013年3月に開催された「せがた三四郎劇場」では、安藤氏と藤岡弘、本人が登壇し、キャラクター誕生の経緯を振り返った。
最初から藤岡弘、を想定した企画だった
安藤氏によると、当時はプレイステーションの広告が勢いを持っていたため、それに対抗するには、個々の商品を紹介するだけではなく、すべてのCMを一つの大きな世界観で統一する必要があった。
その中心人物として考案されたのが、せがた三四郎だった。
藤岡弘、も2019年のセガフェスで、博報堂の担当者から絵コンテを見せられた際、描かれていたキャラクターの顔が自分にそっくりだったと振り返っている。「あなたしかいない」という熱烈なオファーを受け、自分の生き方を表現できる企画だと感じて出演を決めたという。
つまり、既存のキャラクターに藤岡を当てはめたのではない。最初から藤岡弘、の個性を生かすことを前提に設計されたキャラクターだった。
広告の根底にあったテーマは「師弟愛」
意外なのは、せがた三四郎のCMが単なるギャグ広告ではなかったことだ。
安藤氏は2013年のイベントで、シリーズの出発点には「遊びの師匠」というコンセプトがあったと説明している。
最初の少年野球編やクラブ編では、遊びに対して中途半端な姿勢を見せる若者たちに三四郎が喝を入れる。続く修行編では、今度は三四郎自身が誰よりも真剣に遊びに取り組む姿を見せる。
この構成によって、単なる暴れん坊ではなく、遊びに対する信念を持った師匠という人物像が完成した。
藤岡自身も、何の罪もない少年や若者を投げ飛ばす演出には当初戸惑いがあったという。しかし、自分が父親から受けた厳しい武道教育を思い出し、愛情を持って真剣に演じることを決めたと、セガフェス2019で語っている。
【永久保存版】せがた三四郎のCM全19本一覧!代表作と内容を振り返る
せがた三四郎のテレビCMは、1997年から1998年にかけて全19本が制作された。
2019年3月30日のセガフェス2019でも、藤岡弘、本人と制作関係者が当時の映像を振り返り、19本という制作本数が改めて紹介された。1年足らずでこれだけのシリーズを制作したことは、当時としても異例のペースだったという。
CMはセガサターン本体だけでなく、さまざまなゲームソフトの宣伝にも展開された。各作品の内容に合わせて三四郎の行動や舞台設定が変化する点が特徴だ。
歴代CM19本の内容
以下は、作品・キャンペーン別に整理したシリーズの一覧である。予告映像と最終編などのバージョン違いは、関連する企画としてまとめている。
1997~1998年のCMシリーズ
01. ソニックR編(少年野球編)
野球を楽しもうとする少年たちの前に現れ、柔道技で一喝する初期の代表的CM。
02. シャイニング・フォースIII編(クラブ編)
クラブで踊る若者たちを次々に投げ飛ばす、強烈なインパクトの作品。
03. サターンボンバーマンファイト!!編
投げ飛ばした相手が爆発する、危険なアクションが印象的なCM。
04. 三シローディスク編(クリスマス編)
サンタクロースに扮した三四郎が登場。クリスマス企画と商品キャンペーンを融合させた作品。
05. 年末年始・修行編
巨大なセガサターンを背負い、山中で修行するシリーズ屈指の名場面。
06. ソロ・クライシス編(瓦割り編)
頭を使うゲームの宣伝に合わせ、豪快な瓦割りを披露する。
07. AZEL-パンツァードラグーンRPG-編
龍の面をつけ、炎の中で龍の舞を披露する異色作。
08. Winter Heat編(氷上決戦編)
スピードスケート選手と素足で氷上を競走する驚きの内容。
09. プロ野球チームもつくろう!編
野茂英雄への感謝を表現する、シリーズの中でも情緒的なCM。
10. バーニングレンジャー編(炎の救出編)
炎上する建物に飛び込み、人命救助に挑む。
11. GREATEST NINE '98編(せがた打法編)
飛んでくる野球ボールをキックで打ち返すコミカルな作品。
12. ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド編(ゾンビ編)
柔道技が通用しないゾンビの大群に、さすがの三四郎も苦戦する。
13. ドラゴンフォースII編(軍団編)
三四郎が次々と増殖し、大軍団となって雄叫びを上げる。
14. サクラ大戦2編
桜の舞う中、真宮寺さくらと共演する珍しい演出が話題になった。
15. DEEP FEAR編
ホラー作品の雰囲気に合わせ、暗い室内で魚をさばく異色のCM。
16. ワールドカップ'98 フランス編
ゴールキーパーとなった三四郎が、ゴールポストまで背負い投げする。
17. 日本代表チームの監督になろう!編
選手交代を宣言し、選手を投げ飛ばしてヘディングシュートにつなげる。
18. バッケンローダー編
独特の「せがたゲームチャート」で作品の特徴を紹介する。
19. せがた三四郎 真剣遊戯編(最終編)
セガ本社に迫るミサイルを受け止め、宇宙へ飛び立つ壮大な最終回。
初期のCMは三四郎が若者に喝を入れる構成だったが、シリーズが進むにつれてゲームの内容と演出が密接に結びつくようになった。野球、サッカー、ホラー、RPGなど、異なるジャンルの作品を三四郎という一人のキャラクターで統一した点が特徴的だ。
なお、CMには15秒版・30秒版や編集違いが存在するため、映像の本数と作品・企画別の数え方は必ずしも一致しない。ここではシリーズの全体像を作品・企画単位で整理している。
【関係者と年表】せがた三四郎を支えた人物・作品・セガの歴史
せがた三四郎の歴史を理解するには、藤岡弘、だけでなく、制作スタッフ、セガサターン、CMに登場したゲーム作品との関係を押さえる必要がある。
特に重要なのは、1997年のCM展開から2019年の再登場、2020年の後継キャラクター企画、2024年のセガサターン30周年という流れだ。
主要人物・作品の関係性
1997年から2026年までの重要な出来事
1994年11月22日:セガサターン発売
セガの32ビット家庭用ゲーム機として登場。発売価格は44,800円。
1996年3月22日:白サターン登場
ミストグレーの新モデルが発売され、せがた三四郎の広告展開につながる土台ができる。
1997~1998年:せがた三四郎のCMシリーズ
藤岡弘、を起用した全19本のCMが制作される。
1998年2月15日:テーマソングCD発売
「セガサターン、シロ!」がCD化される。
1998年10月29日:『せがた三四郎 真剣遊戯』発売
セガサターン用のバラエティゲームとして登場。
2013年3月16日:復活イベント開催
藤岡弘、とセガサウンドユニット[H.]が共演し、CMの制作秘話が語られた。
2019年3月30日:セガフェス2019で復活
セガサターン25周年イベントに藤岡弘、が登場。22年ぶりのせがた三四郎復活として話題になる。
2020年:セガ設立60周年企画
藤岡真威人が新キャラクター「せが四郎」を演じ、藤岡弘、との親子共演も実現。
2024年11月22日:セガサターン発売30周年
発売から30年を迎え、当時のCMやゲーム文化が改めて振り返られた。
2026年:藤岡弘、は俳優として活動継続
所属事務所の公式プロフィールには、2026年のCM出演やテレビ出演情報が掲載されている。
この年表から分かるのは、せがた三四郎が一時的な広告キャラクターにとどまらず、セガの周年企画やゲーム作品を通じて繰り返し取り上げられてきたことだ。
【撮影秘話】40kgの巨大サターン、血まみれのコントローラー、炎と氷の現場
せがた三四郎のCMが今も特別な存在として語られる理由の一つは、CGやスタントに頼り切らない撮影姿勢にあった。
画面の中では荒唐無稽なギャグに見える場面も、撮影現場では藤岡弘、本人が身体を張って挑戦していた。2013年のファンイベントや2019年のセガフェスでは、制作スタッフと藤岡本人から具体的な裏話が明かされている。
① 巨大なセガサターンは本当に重かった
修行編で三四郎が背負っていた巨大なセガサターンは、木製で重量は約40kg。しかも重心やバランスを考慮した構造ではなかったため、制作スタッフは体感で約80kgほどに感じたと振り返っている。
藤岡はこの模型を背負い、裸足で約50メートルの砂利道を走った。足裏に砂利が突き刺さる過酷な撮影で、映像に映る苦しそうな表情も、単なる演技ではなかったという。
② コントローラーを本気で殴り、手が血だらけに
巨大コントローラーを正拳突きで連打する場面も、印象的な撮影秘話の一つだ。
スタッフから壊しても構わないと言われた藤岡は、手加減せずに拳を打ち込んだ。撮影後に確認すると、コントローラーのボタンは破損し、表面には血が付着していた。
藤岡本人も2013年のイベントで、手の皮がむけ、回復まで約2週間かかったと振り返っている。
③ 炎の中で眉毛が焦げた救出編
バーニングレンジャー編では、燃え盛る建物に飛び込み、取り残された人を救出するシーンが撮影された。
藤岡によれば、炎をくぐる際に火が眉毛に移り、実際に焦げてしまったという。CGを極力使わない制作姿勢が、こうした危険を伴う撮影につながっていた。
④ 氷の上を素足で走ったWinter Heat編
Winter Heat編では、本物のスケートリンクを使用し、藤岡が素足で氷上を走った。
しかも、この撮影は炎の救出編と同じ日の深夜に行われた。昼間は炎の中、夜は極寒のリンクという過酷なスケジュールだった。
藤岡は2019年のイベントでも当時の撮影を振り返り、転倒すれば大事故につながりかねない状況だったことを明かしている。
⑤ 最終回の撮影ではスタッフも涙
最終CM『真剣遊戯』の撮影は、それまでの19本をともに作り上げてきたスタッフとの別れを意識させるものだった。
藤岡は、現場で真剣に仕事に取り組むスタッフの姿を見て涙が流れたと振り返っている。CMの最後に三四郎が見せる涙にも、演じる本人と制作陣の思いが重なっていた。
せがた三四郎のCMは、奇抜な企画だけで成功したわけではない。出演者とスタッフが同じ熱量で作品を作り上げたからこそ、映像に独特の説得力が生まれたのである。
【テーマソングとゲーム】「セガサターン、シロ!」はなぜ耳に残る?
せがた三四郎の存在を決定づけたものとして、CM映像と並んで忘れられないのがテーマソング「セガサターン、シロ!」である。
単なるCM用の短いジングルではなく、キャラクターの思想や生き方を歌詞に込めた楽曲として制作された。
テーマソングの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 楽曲名 | セガサターン、シロ! |
| 歌唱 | とみたいちろう、藤岡弘、 |
| 作詞 | 安藤宏治 |
| 作曲・編曲 | 奥居史生 |
| CD発売日 | 1998年2月15日 |
| レーベル | ワーナーミュージック・ジャパン |
楽曲は1998年2月15日にCDとして発売された。とみたいちろうによる歌唱版、藤岡弘、本人による歌唱版、カラオケ版が収録されている。
歌詞の中心にあるのは、遊びに魂を込め、何事にも真剣に取り組むというメッセージだ。単にセガサターンを買ってほしいという宣伝ではなく、三四郎という人物の人生観を音楽にした構成になっている。
CMで流れる力強い歌声と、藤岡の真剣な表情が組み合わさることで、楽曲そのものがキャラクターの象徴になった。
セガサターン用ゲーム『せがた三四郎 真剣遊戯』
1998年10月29日には、セガサターン用ソフト『せがた三四郎 真剣遊戯』が発売された。
開発にはエコールソフトウェアが参加し、10種類のミニゲームを収録したバラエティ作品として登場。CMでおなじみのアクションをゲームとして体験できる構成になっていた。
さらに、ゲームを進めることで関連するテレビCMやラジオCM、ミュージッククリップなどを楽しめる仕組みも用意されている。
収録されたミニゲームには、瓦割りや火災現場からの救出、柔道勝負など、CMを題材にした内容が含まれていた。ファンにとっては単なるゲームではなく、せがた三四郎の映像資料をまとめて楽しめる記念作品としての価値もある。
興味深いのは、このゲームがせがた三四郎シリーズの最終CMと結びついている点だ。ドリームキャストへの世代交代を目前にした時期に発売され、キャラクターの物語も終幕へと向かっていった。
【現在と復活】2019年セガフェス、2020年のせが四郎、2026年の藤岡弘、
1998年の最終CMで宇宙へ飛び立ったせがた三四郎。その後、長い時間を経て再びファンの前に姿を現すことになる。
2019年3月30日:セガフェスで22年ぶりの復活
2019年3月30日、東京・ベルサール秋葉原で開催された「セガフェス2019」のセガサターン25周年大感謝祭ステージに、藤岡弘、がせがた三四郎の姿で登場した。
最終CMではミサイルとともに宇宙へ消えた三四郎。映像の爆発シーンに人影のようなものが映っていたことから、実は脱出して生き延びたのではないかというファンの間の話題もあった。
このイベントで藤岡は、宇宙から22年の時を経て戻ってきたという趣旨の挨拶を披露。会場は大きな盛り上がりを見せた。
さらに、CM制作を担当した安藤宏治氏も登壇し、19本のCMから選ばれた映像を振り返りながら撮影秘話を紹介。最後にはセガのサウンドクリエイター・光吉猛修氏も加わり、テーマソング「セガサターン、シロ!」を披露した。
単なる懐かしのキャラクターの登場ではなく、当時の出演者と制作スタッフが再びそろったことに大きな意味があった。
2020年:藤岡真威人が「せが四郎」を演じる
次の大きな節目は、セガ設立60周年となった2020年である。
セガは2020年3月25日、藤岡弘、の実の長男である俳優・藤岡真威人を起用し、新キャラクター「せが四郎」の動画シリーズを発表した。
せが四郎は「セガ、知ろう」という名前の響きを生かしたキャラクターで、口癖は「セガだよ!」。藤岡真威人にとって、このシリーズは俳優デビュー作品でもあった。
全3話の動画シリーズは、父親が演じたせがた三四郎を意識した柔道着姿やセガへの強い愛情など、旧シリーズを思わせる演出を盛り込んだ内容だった。
シリーズ最終話の「決意篇」では藤岡弘、も登場し、20年以上の時を経た親子共演が実現した。セガの公式資料でも、せがた三四郎からせが四郎へとつながる企画として紹介されている。
ただし、せが四郎はせがた三四郎本人ではない。父から息子へとセガへの思いを受け継ぐ、新しい周年企画のキャラクターである。
2024年:セガサターン発売30周年
2024年11月22日、セガサターンは発売30周年を迎えた。
1994年に44,800円で登場した同機は、32ビットCPUを2基搭載した家庭用ゲーム機として、当時のゲーム市場に大きな存在感を示した。
30周年を機にGAME Watchなどのゲームメディアも、セガサターンの歴史や当時のテレビCMを特集。せがた三四郎の「セガサターン、シロ!」も、当時のセガを象徴する広告表現として改めて取り上げられた。
2026年現在、藤岡弘、は何をしている?
2026年現在、藤岡弘、は俳優・武道家として活動を続けている。
所属事務所の公式プロフィールには、2026年1月からの洋服の青山の新CM出演や、同年のテレビ出演情報が掲載されている。過去にはNHK大河ドラマ『どうする家康』で織田信秀役を演じるなど、幅広いジャンルで活躍してきた。
一方、せがた三四郎については、2019年のセガフェスでの復活、2020年のせが四郎シリーズでの親子共演が大きな節目となっている。2026年時点で、1997~1998年と同じ形式の新しい全19本シリーズが継続しているわけではない。
現在のせがた三四郎は、セガサターン時代の広告文化を象徴するキャラクターであり、必要に応じて周年企画やゲーム作品などで再び登場する存在として位置づけられる。
せがた三四郎が今も人気を集める5つの理由
なぜ、1990年代のゲーム機のCMキャラクターが、2026年になってもこれほど語られるのか。背景には、単純な懐かしさだけでは説明できない魅力がある。
1. 藤岡弘、の個性とキャラクターが完全に一致していた
仮面ライダーで知られる本格派アクション俳優が、本人の武道経験を生かして演じたからこそ、キャラクターに説得力があった。
2. 広告としてのインパクトが圧倒的だった
野球少年を投げ飛ばし、ゾンビと戦い、ミサイルを宇宙へ運ぶ。普通の商品広告では考えられない展開が、視聴者の記憶に残った。
3. 全19本が一つの物語としてつながっていた
単発のCMではなく、同じキャラクターが異なるゲームの世界を駆け抜けるシリーズだった。最終回まで見ることで、三四郎の生き様が一つの物語として完成する。
4. 撮影現場の本気度が映像に表れていた
CGに頼り切らず、実際に身体を張って撮影したことで、画面に独特の迫力が生まれた。撮影秘話を知ると、何気なく見ていたシーンの印象まで変わる。
5. 最終回の結末が強烈だった
セガ本社を守るために宇宙へ飛び立つという結末は、単なるゲームの広告とは思えないスケールだった。三四郎が最後まで信念を貫いた姿が、シリーズの記憶をより強く残した。
さらに、2019年の復活イベントや2020年の親子共演によって、当時のファンだけでなく、その後に生まれた世代にもキャラクターの存在を伝える機会が生まれた。
【よくある質問】せがた三四郎に関するFAQ
Q1:せがた三四郎を演じていた俳優は誰ですか?
A1:俳優・武道家の藤岡弘、です。1971年の『仮面ライダー』で本郷猛を演じた人物で、せがた三四郎でも本人のアクション能力を生かした演技を披露しました。
Q2:せがた三四郎のCMは全部で何本ありますか?
A2:1997~1998年に制作されたシリーズは全19本です。セガサターン本体だけでなく、ソニックR、サクラ大戦2、バーニングレンジャーなどのゲームソフトも題材になりました。
Q3:「セガサターン、シロ!」の意味は何ですか?
A3:セガサターンで遊べという命令形と、白に近いミストグレーの本体「白サターン」を掛け合わせた意味合いがあります。
Q4:せがた三四郎のテーマソングを歌っているのは誰ですか?
A4:とみたいちろうと藤岡弘、です。作詞は安藤宏治、作曲・編曲は奥居史生で、1998年2月15日にCDが発売されました。
Q5:せがた三四郎は最後にどうなったのですか?
A5:最終CM『せがた三四郎 真剣遊戯』で、セガ本社に迫るミサイルを受け止め、軌道をそらすために宇宙へ飛び立ちます。その後、ミサイルとともに爆発する印象的な結末を迎えました。
Q6:せがた三四郎は2019年に本当に復活したのですか?
A6:はい。2019年3月30日のセガフェス2019で、藤岡弘、が当時の道着姿で登場しました。1998年のCMシリーズ以来、22年ぶりの復活として注目されました。
Q7:せが四郎とせがた三四郎は同じ人物ですか?
A7:別のキャラクターです。せが四郎は2020年のセガ設立60周年企画で藤岡真威人が演じた新キャラクターで、藤岡弘、が演じたせがた三四郎からセガへの思いを受け継ぐ設定でした。
Q8:せがた三四郎は2026年現在も活動していますか?
A8:1997~1998年のような継続的なCMシリーズは確認できませんが、2019年のイベント復活や2020年の周年企画などで再登場しています。演じた藤岡弘、本人は2026年も俳優として活動を続けています。
まとめ:せがた三四郎はゲーム広告の常識を変えた伝説のキャラクター
せがた三四郎は、藤岡弘、の俳優としての存在感と武道家としての身体能力、そしてセガの大胆な広告戦略が結びついて誕生したキャラクターだった。
1997~1998年の全19本のCMでは、野球少年を投げ飛ばす豪快な姿から、炎や氷に挑む過酷なアクション、宇宙へ飛び立つ壮大な最終回まで、ほかの広告では見られない独自の世界観を展開した。
その裏側には、博報堂の安藤宏治氏ら制作スタッフの企画力、藤岡弘、本人の真剣な演技、そしてセガサターンを盛り上げようとする制作陣の情熱があった。
2019年のセガフェスでの復活、2020年のせが四郎との親子共演、2024年のセガサターン30周年と、その存在は時代を超えて受け継がれている。
【プロの結論】
せがた三四郎の最大の功績は、ゲーム機の性能や価格を説明するだけだった広告を、キャラクターと物語を楽しむエンターテインメントへと押し上げたことにある。
全19本を通じて描かれたのは、商品を売るための単純な宣伝ではなく、遊びに真剣に向き合う一人の男の生き様だった。その一貫した姿勢こそが、セガサターンというハードの歴史とともに、せがた三四郎を忘れられない存在にしている。
ゲーム機そのものが世代交代しても、キャラクターが残した言葉や映像は消えない。2026年の今も「セガサターン、シロ!」という叫びが人々の記憶に響くのは、そこに本気で遊ぶことの楽しさと、何事にも全力で挑むことの格好よさが込められているからだ。
主な参考資料:セガ公式「セガハード大百科」「セガ設立60周年プロジェクト」、藤岡弘、公式プロフィール、ファミ通.com、GAME Watch、4Gamer.net、Game*Spark、電ファミニコゲーマー。 (出典: せ が た 三四郎(Yahoo!ニュース))