男子バレー日本代表2026最新メンバー37人は?VNL・アジア大会の選考と主力を徹底解説
2026年の男子バレー日本代表は、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権獲得を見据え、ロラン・ティリ監督のもとで新たなチームづくりを進めてきた。日本バレーボール協会(JVA)は4月17日、初選出4人を含む2026年度の登録メンバー37人を発表。石川祐希、髙橋藍、西田有志らの実績ある主力に加え、高校生の一ノ瀬漣ら次世代を担う選手も名を連ねた。
その後、ネーションズリーグ(VNL)2026では日本が最終4位に入り、9月のアジア男子選手権では優勝してロサンゼルス五輪の出場権を獲得。愛知・名古屋2026アジア競技大会では若手中心の12人で銀メダルを手にした。大会によって選手の顔ぶれが大きく変わったことも、2026年の男子日本代表を理解するうえで見逃せないポイントだ。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 登録メンバー:2026年4月17日にJVAが37人を発表。初選出は河東祐大、デ アルマス アライン、武田大周、一ノ瀬漣の4人。
- 主力選手:石川祐希が主将を務め、髙橋藍、西田有志、大塚達宣らが国際大会でチームを支えた。
- 大会結果:VNLは4位、アジア選手権は優勝、愛知・名古屋アジア大会は銀メダル。
- 選考の違い:37人の年度登録と大会別の12人・14人の登録は別物。アジア大会では若手中心の編成となった。
【2026年最新】男子バレー日本代表37人の発表と現在のチーム状況
2026年度の男子日本代表登録メンバーは、4月17日に日本バレーボール協会から発表された。選出したのは、フランス出身のロラン・ティリ監督。初選出4人を含む37人という大規模な登録となった。
今シーズンは単なる国際大会への参加にとどまらず、2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権獲得を目指す重要な強化期間でもある。JVAの発表では、この37人から選抜された選手がVNL2026や第20回アジア競技大会などに参加する計画が示されていた。
ここで押さえておきたいのが、37人全員が同じ大会に出場するわけではないという点だ。年度登録は代表活動の候補となる選手の枠組みであり、実際の大会では競技日程やチーム編成、ポジションのバランスなどを踏まえて出場選手が決まる。
初選出は4人!新しい戦力が加わった2026年
2026年度の初選出は次の4人だった。
- 河東祐大:セッター。ジェイテクトSTINGS愛知所属。
- デ アルマス アライン:アウトサイドヒッター。サントリーサンバーズ大阪所属。
- 武田大周:リベロ。東レアローズ静岡所属。
- 一ノ瀬漣:アウトサイドヒッター。鎮西高校3年。
特に目を引くのが、一ノ瀬漣の選出だ。高校生ながら登録メンバーに名を連ねたことは、ティリ監督が将来の日本代表を見据えた選手発掘にも取り組んでいることを示している。
一方、河東はセッターとして新たな選択肢を提供し、武田は守備の専門性を生かすポジションで競争に加わった。アラインもアウトサイドヒッターとして攻撃力と選手層の充実に関わる存在だ。
なお、37人の当初発表にはミドルブロッカーの佐藤駿一郎も含まれていたが、5月28日に登録抹消となった。そのため、4月発表の37人と、その後のJVA掲載メンバーには差がある。現在の登録情報を確認する際には、この変更も押さえておきたい。
出典:日本バレーボール協会「2026年度バレーボール男子日本代表チーム 登録メンバー決定」、月刊バレーボール、TBS NEWS DIG。
【完全一覧】男子バレー日本代表37人のポジション・背番号・所属・身長
2026年度の登録メンバーを確認するなら、名前だけでなくポジション、所属チーム、身長も合わせて見ると選手の特徴が分かりやすい。
以下は4月17日に発表された37人の登録番号を基準に、JVAの選手プロフィールに掲載された所属・身長を整理した一覧だ。佐藤駿一郎については登録抹消前の情報を記載している。所属はシーズン中に変更される場合がある。
2026年度男子日本代表登録メンバー一覧
| 背番号 | 選手名 | ポジション | 所属チーム | 身長 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 西田有志 | OP | 大阪ブルテオン | 186cm |
| 2 | 小野寺太志 | MB | サントリーサンバーズ大阪 | 202cm |
| 3 | 深津英臣 | S | ウルフドッグス名古屋 | 181cm |
| 4 | 宮浦健人 | OP | ウルフドッグス名古屋 | 190cm |
| 5 | 大塚達宣 | OH | パワーバレー・ミラノ(イタリア) | 195cm |
| 6 | 山内晶大 | MB | 大阪ブルテオン | 204cm |
| 7 | 新井雄大 | OH | 広島サンダーズ | 188cm |
| 8 | 関田誠大 | S | サントリーサンバーズ大阪 | 175cm |
| 9 | 河東祐大 | S | ジェイテクトSTINGS愛知 | 175cm |
| 10 | 髙橋健太郎 | MB | ジェイテクトSTINGS愛知 | 201cm |
| 11 | 富田将馬 | OH | 大阪ブルテオン | 190cm |
| 12 | 髙橋藍 | OH | ボクダンカ・LUV・ルブリン(ポーランド) | 188cm |
| 13 | 小川智大 | L | ボクダンカ・LUV・ルブリン(ポーランド) | 176cm |
| 14 | 石川祐希 | OH | ジラート・バンク・アンカラ(トルコ) | 192cm |
| 15 | 甲斐優斗 | OH | 大阪ブルテオン | 200cm |
| 16 | 村山豪 | MB | 東京グレートベアーズ | 192cm |
| 17 | 西本圭吾 | MB | 広島サンダーズ | 188cm |
| 18 | 西山大翔 | OP | 大阪ブルテオン | 193cm |
| 19 | 備一真 | L | サントリーサンバーズ大阪 | 167cm |
| 20 | 山本智大 | L | 大阪ブルテオン | 171cm |
| 21 | 永露元稀 | S | 広島サンダーズ | 192cm |
| 22 | デ アルマス アライン | OH | サントリーサンバーズ大阪 | 189cm |
| 23 | エバデダン ラリー | MB | 大阪ブルテオン | 195cm |
| 24 | 高橋慶帆 | OP | ジェイテクトSTINGS愛知 | 194cm |
| 25 | 下川諒 | S | サントリーサンバーズ大阪 | 178cm |
| 26 | 後藤陸翔 | OH | 東京グレートベアーズ | 187cm |
| 27 | 武田大周 | L | 東レアローズ静岡 | 171cm |
| 28 | 麻野堅斗 | MB | 早稲田大学 | 207cm |
| 29 | 三輪大将 | MB | 広島サンダーズ | 193cm |
| 30 | 西川馨太郎 | MB | 大阪ブルテオン | 195cm |
| 31 | 工藤有史 | OH | VC長野トライデンツ | 190cm |
| 32 | 佐藤駿一郎 | MB | ウルフドッグス名古屋 | 205cm |
| 33 | 川野琢磨 | OH | 早稲田大学 | 197cm |
| 34 | 一ノ瀬漣 | OH | 鎮西高校 | 190cm |
| 35 | 伊藤吏玖 | MB | 東京グレートベアーズ | 195cm |
| 36 | 高橋和幸 | L | ジェイテクトSTINGS愛知 | 170cm |
| 37 | 山田大貴 | OP・OH | 東レアローズ静岡 | 191cm |
略号の意味
- OH:アウトサイドヒッター。攻撃とレシーブの両方を担う。
- OP:オポジット。主に攻撃を担当するアタッカー。
- MB:ミドルブロッカー。中央からの速攻やブロックを担当する。
- S:セッター。攻撃を組み立て、スパイカーにトスを供給する。
- L:リベロ。守備とレシーブを専門とする選手。
この一覧から分かるのは、単純な大型選手の集まりではなく、各ポジションに複数の候補が配置されていることだ。特にアウトサイドヒッターとミドルブロッカーは層が厚く、対戦相手や大会ごとの戦術に応じて組み合わせを変えられる構成になっている。
身長207cmの麻野堅斗と200cmの甲斐優斗にも注目
登録選手の中で身長が際立つのは、207cmの麻野堅斗だ。早稲田大学に在籍するミドルブロッカーで、ブロックやネット際の攻防で大きな可能性を持つ選手である。
また、200cmの甲斐優斗も注目株だ。アウトサイドヒッターとして高い打点を生かした攻撃を展開でき、2026年のアジア競技大会ではスターティングメンバーにも起用された。
一方、リベロの高橋和幸は170cm。バレーボールでは身長だけで選手の価値は決まらない。守備範囲、反応速度、レシーブ精度、攻撃参加を支える判断力など、それぞれの専門性がチームの完成度を左右する。
出典:日本バレーボール協会「2026年度男子日本代表」、月刊バレーボール「2026年度男子日本代表登録メンバー」。
【主力選手の動向】石川祐希・髙橋藍・西田有志・大塚達宣の現在
2026年の男子日本代表を語るうえで、石川祐希、髙橋藍、西田有志、大塚達宣の4人は欠かせない存在だ。ただし、それぞれの役割や大会への参加状況には違いがある。
石川祐希|日本代表を率いる主将
石川祐希はアウトサイドヒッターで、背番号14、身長192cm。2026年度の代表でも主将を務め、チームの攻撃を支える中心選手として選出された。
所属はトルコのジラート・バンク・アンカラ。イタリアのペルージャでプレーした時期を経て、海外トップリーグでの経験を重ねている。
石川の価値は得点力だけではない。攻撃の選択、レシーブ、試合展開を読む判断力など、複数の役割を高い水準で担えることが強みだ。2026年のアジア男子選手権にも出場し、日本の優勝とロサンゼルス五輪出場権獲得に貢献した。
髙橋藍|攻守のバランスを担うアウトサイドヒッター
髙橋藍は身長188cmのアウトサイドヒッター。背番号12で登録され、ポーランドのボクダンカ・LUV・ルブリンに所属している。
髙橋の持ち味は、攻撃だけでなくレシーブや守備にも参加できる総合力だ。アウトサイドヒッターは相手のサーブを受けながら攻撃にも参加するため、試合の中で負担が大きいポジションでもある。
VNL2026と9月のアジア男子選手権にも名を連ねた。愛知・名古屋アジア競技大会の12人には選ばれていないが、これは大会別の選考によるもの。年度登録から外れたことを意味するわけではない。
西田有志|攻撃の決定力を担うオポジット
西田有志は身長186cm、背番号1のオポジット。大阪ブルテオンに所属し、2026年度の登録メンバーに選出された。
オポジットはセッターの対角に位置し、チームの得点源となる重要なポジションだ。西田は強烈なスパイクやサーブで試合の流れを変えられる攻撃型選手として知られている。
2025年に代表活動を休止していた時期を経て、2026年は代表に復帰。VNLとアジア男子選手権に参加した。石川や髙橋と同じく、アジア競技大会の12人には含まれていない。
大塚達宣|複数の大会で存在感を示した選手
大塚達宣は身長195cm、背番号5のアウトサイドヒッター。イタリアのパワーバレー・ミラノに所属している。
2026年の大塚を特徴づけるのは、複数の大会で代表に選ばれたことだ。VNL、アジア男子選手権、愛知・名古屋アジア競技大会と、異なる編成のチームに参加した。
アジア競技大会では若手主体のチームに加わり、経験豊富な選手として攻守の両面で重要な役割を果たした。10月3日の決勝・イラン戦でも攻撃を支え、チームを最後まで引っ張った。
この4人を比較すると、石川は主将としての統率力、髙橋は攻守の総合力、西田は得点力、大塚は大会をまたいでチームを支える対応力が、それぞれの注目ポイントになる。
【大会別メンバー比較】VNL2026と愛知・名古屋アジア大会は何が違った?
2026年の男子日本代表を調べる読者が混乱しやすいのが、VNLとアジア競技大会でメンバーが大きく異なる点だ。
どちらも同じロラン・ティリ監督が率いる日本代表だが、登録選手数や選考対象、チーム構成は異なる。年度登録37人をそのまま各大会に連れていくわけではなく、大会ごとに出場選手を決定している。
VNL2026は国際大会を戦う主力を中心とした編成
VNL2026のJVA大会ページには、29人の選手がメンバーとして掲載された。石川祐希、髙橋藍、西田有志、大塚達宣、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、宮浦健人ら、経験豊富な選手が名を連ねている。
大会は6月10日に中国・臨沂で開幕し、フランス・オルレアン、大阪を経て、7月29日から8月2日まで中国・寧波でファイナルラウンドが行われた。
日本は準々決勝で中国に3対1で勝利。準決勝ではアメリカに2対3で惜敗し、3位決定戦でもスロベニアに1対3で敗れた。最終順位は4位だった。
優勝争いには届かなかったものの、予選ラウンドではポーランド、アメリカ、フランス、イランなどの強豪国との対戦を経験。世界トップレベルの相手と戦いながら、チームの課題を確認する大会となった。
アジア競技大会2026は若手主体の12人を選出
一方、愛知・名古屋2026アジア競技大会の男子日本代表は、7月31日に発表された12人で構成された。
主将は新井雄大。VNLでプレーした大塚達宣、甲斐優斗、西本圭吾に加え、B代表として活動していた高橋慶帆、麻野堅斗、西山大翔などが選ばれた。
大会に選ばれた12人は以下のとおりだ。
- アウトサイドヒッター:大塚達宣、新井雄大、甲斐優斗、後藤陸翔
- セッター:河東祐大、下川諒
- ミドルブロッカー:西本圭吾、麻野堅斗、西川馨太郎
- オポジット:西山大翔、高橋慶帆
- リベロ:高橋和幸
石川祐希、髙橋藍、西田有志といった主力選手は、この12人には含まれていない。その一方で、大塚や甲斐のようにVNLでも経験を積んだ選手が加わり、若手だけに限定しないバランスの取れた構成となった。
大会別の違いを整理
- 年度登録:37人の候補を広く確保する代表活動の基本枠。
- VNL2026:国際大会での勝負を重視した選手構成。JVA大会ページには29人を掲載。
- アジア男子選手権:14人を選出。石川、髙橋藍、西田ら主力が参加し、日本は優勝。
- アジア競技大会:12人を選出。若手中心のチームで銀メダルを獲得。
重要なのは、アジア競技大会の選外を代表からの脱落と結び付けないことだ。石川、髙橋、西田はその約2週間前までアジア男子選手権に参加していた。各大会の選考は独立しており、選手の不在だけから負傷や引退、代表落ちを判断することはできない。
出典:日本バレーボール協会「バレーボールネーションズリーグ2026」「第20回アジア競技大会」「買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026」、バレーボールマガジン。
【アジア競技大会の結果】日本は銀メダル!若手メンバーの成長と決勝の激闘
2026年9月27日から10月3日まで開催された第20回アジア競技大会。男子バレーボール競技は岡崎中央総合公園総合体育館と小牧市スポーツ公園総合体育館を会場に実施された。
日本は予選ラウンドでウズベキスタン、カザフスタン、パキスタンに勝利。準々決勝ではカタールにストレート勝ちし、準決勝では中国との接戦を制して決勝に進んだ。
日本のアジア競技大会・主な試合結果
- 9月27日・ウズベキスタン戦:3対0で勝利。
- 9月28日・カザフスタン戦:3対0で勝利。
- 9月29日・パキスタン戦:3対0で勝利。
- 10月1日・カタール戦:3対0で勝利。準決勝進出。
- 10月2日・中国戦:3対2で勝利。決勝進出。
- 10月3日・イラン戦:1対3で敗戦。銀メダル獲得。
決勝ではイランに1対3で惜敗
決勝の相手は、アジア大会で連覇を続けていた強豪イランだった。
日本は第1セットを26対28で落としたものの、第2セットは25対19で取り返した。西山大翔の強打や西本圭吾のブロック、大塚達宣の攻撃などで流れをつかむ場面もあった。
しかし、第3セットを21対25、第4セットを24対26で落とし、セットカウント1対3で敗戦。2010年広州大会以来となる16年ぶりの金メダルには届かなかった。
この試合のスターティングメンバーは、セッター河東祐大、アウトサイドヒッター大塚達宣と甲斐優斗、ミドルブロッカー西本圭吾と西川馨太郎、オポジット西山大翔、リベロ高橋和幸だった。
途中出場した高橋慶帆や後藤陸翔も攻撃に参加し、若手選手が大舞台で経験を積んだことも今大会の収穫となった。
中日新聞の報道では、大塚が攻守でチームを支え、甲斐も大会を通じた成長を実感したことが伝えられている。ティリ監督も、選手たちが戦いの中で学びを得たことを振り返った。
銀メダルという結果だけでなく、2年後のロサンゼルス五輪を見据えた選手層の強化という意味でも、今大会は重要な経験となった。
【もう一つの重要大会】2026年アジア男子選手権で日本が優勝
2026年の男子日本代表を語るうえで、愛知・名古屋アジア競技大会と混同してはいけない大会がある。それが9月4日から13日まで福岡県北九州市で開催された「買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026」だ。
この大会で日本は優勝を果たし、2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得した。JVAは10月26日、優勝と五輪出場権獲得を受けて、トップパートナーのカプコンから報奨金500万円を受領したことも発表している。
アジア選手権は石川・髙橋・西田らを含む14人
アジア選手権の日本代表は14人。石川祐希が主将を務め、髙橋藍、西田有志、宮浦健人、山内晶大、小野寺太志など、経験豊富な選手が中心となった。
具体的には、次の選手が登録されていた。
- セッター:深津英臣、河東祐大
- オポジット:西田有志、宮浦健人
- アウトサイドヒッター:大塚達宣、富田将馬、髙橋藍、石川祐希
- ミドルブロッカー:小野寺太志、山内晶大、西本圭吾、エバデダン ラリー
- リベロ:小川智大、山本智大
この14人とアジア競技大会の12人を比較すると、チーム編成の違いがはっきりする。
アジア選手権では石川、髙橋、西田を中心とした主力選手が参加し、五輪出場権を獲得するという明確な成果を残した。一方、アジア競技大会では新井雄大を主将に据え、若手やB代表で活動していた選手を中心としたチームを編成した。
つまり、2026年は同じ日本代表でも、五輪出場権獲得を懸けた大会と、若手に国際経験を積ませる大会で異なる顔ぶれが起用されたシーズンだった。
出典:日本バレーボール協会「アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026」、福岡県庁、日本バレーボール協会2026年10月26日発表。
【歴代メンバー比較】2024年パリ五輪から2026年の新体制へ
2026年の登録メンバーを理解するには、2024年パリオリンピックの男子日本代表と比較することも有効だ。
2024年のパリ五輪では、フィリップ・ブラン監督のもと12人が選出された。石川祐希、髙橋藍、西田有志、小野寺太志、山内晶大、関田誠大、大塚達宣らがチームの中心を担った。
一方、2026年度の登録は37人。監督はロラン・ティリに代わり、幅広い世代の選手を含めた大規模な登録体制となった。
2024年と2026年の違い
- 2024年:パリ五輪に向けた12人の大会代表を選出。限られた枠でメダル獲得を目指す編成だった。
- 2026年:37人を年度登録し、VNLやアジア選手権、アジア競技大会に合わせて選手を選抜。
- 共通点:石川祐希、髙橋藍、西田有志、大塚達宣、小野寺太志らが引き続き代表活動に関わっている。
- 変化:一ノ瀬漣や麻野堅斗など、次世代を担う若い選手が代表活動に加わった。
2024年のパリ五輪代表選考では、リベロの小川智大と山本智大のどちらを選ぶかも注目された。最終的に山本が選ばれた経緯は、限られた12人の中で大会に必要な役割をどう配置するかという選考の難しさを示している。
2026年は登録人数を広げたことで、こうしたポジションごとの競争を長期的に進められる。特にセッター、リベロ、アウトサイドヒッターなど、試合展開を左右するポジションで複数の選択肢を持つことは、国際大会で安定した戦いをするうえで大きな意味を持つ。
2028年ロサンゼルス五輪に向けた注目ポイント
2026年の男子日本代表は、アジア選手権で優勝してロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。これによって五輪出場を目指す段階から、本大会で勝つためのチームづくりへと目標を進めることができる。
今後は、石川や髙橋ら経験豊富な選手と、甲斐、麻野、高橋慶帆ら次世代の選手がどのように融合するかが焦点になる。
単に若手を増やすだけでは、国際大会で勝てるチームにはならない。主力の技術や試合運びを継承しながら、若い選手が実戦で自分の役割を果たせるようになることが重要だ。
出典:日本オリンピック委員会「パリ2024男子バレーボール日本代表」、日本バレーボール協会「2024年度男子日本代表」「2026年度男子日本代表」。
【プロの結論】2026年男子日本代表を評価する3つの判断基準
2026年の男子日本代表を評価するとき、単純に有名選手が何人出場しているかだけを見るのは十分ではない。チームの実力や将来性を判断するには、次の3点を確認したい。
1. ポジションごとの選手層
まず確認したいのは、各ポジションにどれだけ選択肢があるかだ。例えば、アウトサイドヒッターには石川、髙橋、大塚、甲斐らがいる。オポジットには西田、宮浦、西山、高橋慶帆らが登録されている。
相手のブロックが高い場合、守備を重視したい場合、攻撃の決定力を高めたい場合など、状況に応じて選手を使い分けられることは強みになる。
2. 主力と若手の役割分担
石川や西田ら経験者がチームを支えながら、若手がどれだけ試合に関与できるかも重要だ。アジア競技大会で甲斐や西山、高橋慶帆らが実戦経験を積んだことは、今後のチームづくりにつながる。
特に麻野堅斗のような大型ミドルブロッカーや、一ノ瀬漣のように早い段階から代表登録された若手が、今後どこまで成長するかは長期的な注目材料になる。
3. 大会の結果と内容を分けて見る
2026年はVNL4位、アジア選手権優勝、アジア競技大会銀メダルという結果だった。大会ごとにメンバー構成が違うため、順位だけを横並びにしてチーム全体の実力を判断するのは適切ではない。
VNLは世界の強豪と競う大会、アジア選手権はアジアの頂点と五輪出場権を懸けた大会、アジア競技大会は若手中心の編成で臨んだ総合競技大会という違いがある。
大会の目的、出場選手、対戦相手を合わせて確認することで、2026年の日本代表が何を達成し、何を課題として残したのかが見えてくる。
【日本バレー男子メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の男子バレー日本代表は何人ですか?
A1:日本バレーボール協会は2026年4月17日に37人の登録メンバーを発表しました。ただし、佐藤駿一郎は5月28日に登録抹消となっており、現在のJVA掲載メンバーとは人数に違いがあります。
Q2:2026年の男子日本代表の主将は誰ですか?
A2:石川祐希です。2026年度の登録メンバーでも主将を務め、アジア男子選手権にも出場しました。なお、愛知・名古屋アジア競技大会では新井雄大が主将を務めました。
Q3:石川祐希や髙橋藍、西田有志がアジア大会にいなかったのはなぜですか?
A3:2026年のアジア競技大会は、別途選出された若手中心の12人で臨んだからです。3選手は直前のアジア男子選手権に出場しており、代表から外れたわけではありません。
Q4:2026年の男子日本代表で初選出された選手は誰ですか?
A4:河東祐大、デ アルマス アライン、武田大周、一ノ瀬漣の4人です。一ノ瀬は鎮西高校3年生として登録されました。
Q5:2026年のVNLで男子日本代表は何位でしたか?
A5:最終順位は4位です。準々決勝で中国に勝利した後、準決勝でアメリカに敗れ、3位決定戦ではスロベニアに敗れました。
Q6:2026年の愛知・名古屋アジア大会で日本は優勝しましたか?
A6:男子日本代表は決勝でイランに1対3で敗れ、銀メダルを獲得しました。日本は準決勝で中国に勝利して決勝に進出していました。
Q7:男子日本代表で最も身長が高い選手は誰ですか?
A7:2026年度登録メンバーでは、早稲田大学のミドルブロッカー・麻野堅斗が207cmです。ネット際のブロックや攻撃で期待される大型選手です。
Q8:男子日本代表の背番号は大会ごとに変わりますか?
A8:年度登録の番号と大会別の登録番号は、必ずしも同じとは限りません。実際の観戦時には、VNLやアジア選手権、アジア競技大会それぞれの公式メンバー表を確認するのが確実です。
まとめ:2026年男子日本代表は主力と若手の融合が最大の見どころ
2026年の男子バレー日本代表は、石川祐希、髙橋藍、西田有志ら実績ある主力と、一ノ瀬漣、麻野堅斗、甲斐優斗、高橋慶帆ら将来を担う選手が共存するチームとなった。
4月に発表された年度登録は37人。VNLでは4位、アジア男子選手権では優勝してロサンゼルス五輪の出場権を獲得し、愛知・名古屋アジア競技大会では若手主体の12人で銀メダルを獲得した。
特に注目すべきなのは、同じ日本代表でも大会によってメンバー構成が大きく異なったことだ。石川や髙橋、西田らの主力が出場する大会と、若手を中心に経験を積ませる大会を組み合わせることで、チーム全体の底上げを進めてきた。
これからの日本代表を見る際は、登録人数や知名度だけでなく、各大会の選考、ポジションのバランス、若手の出場機会、そして国際大会での結果を合わせて確認したい。2028年ロサンゼルス五輪に向けて、主力と次世代がどのようなチームを築いていくのか。2026年は、その土台が形になった重要なシーズンだった。