【2023年プロ野球の日程発表】セ・リーグとパ・リーグで発表日が違った理由
2023年のNPB公式戦日程は、両リーグが別々の日に発表した。セ・リーグが先行し、パ・リーグが約2週間後に続く形となった。

セ・リーグは2022年11月8日に発表
日本野球機構(NPB)は2022年11月8日、2023年度セントラル・リーグ選手権試合の日程を公表した。開幕日は3月31日(金)。巨人対中日、ヤクルト対広島、阪神対DeNAの3カードが組まれた。
開幕カードの主催権は2021年シーズンの上位3球団を基準として設定された。発表時点では、巨人対DeNA、巨人対中日の2試合が未発表カードとして残っていたことも、NPBの補足資料に記録されている。
パ・リーグは2022年11月21日に発表
パ・リーグの日程発表は11月21日(月)。北海道日本ハム対東北楽天が3月30日(木)、埼玉西武対オリックス、福岡ソフトバンク対千葉ロッテが3月31日(金)に設定された。
今回の発表で特徴的だったのは、新球場の開業に伴う開幕権の調整だ。本来、2019年シーズンの上位3球団である西武、ソフトバンク、楽天が開幕戦を主催する予定だったが、日本ハムの新球場開業を受けて、2022年に開幕戦を主催した日本ハムと、2023年に主催予定だった楽天の権利を交換した。
発表日と詳細日程の公開日は別だった
ここは検索時に混同しやすいポイントだ。2022年11月の発表はシーズン日程の骨格を公表したもので、球場や試合開始時間まで含む詳細日程は翌年に改めて発表された。
- 2022年11月8日:セ・リーグ日程発表
- 2022年11月21日:パ・リーグ日程発表
- 2023年1月17日:セ・リーグ詳細日程発表
- 2023年1月24日:パ・リーグ詳細日程発表
- 2023年1月25日:交流戦の全試合日程PDF発表
つまり、「2023年プロ野球日程発表」と「2023年プロ野球の詳細日程発表」は、同じ意味ではない。観戦計画を立てる場合は、試合日だけでなく球場と開始時間が記載された資料まで確認する必要がある。
【2023年プロ野球開幕カード】3月30日・31日の対戦一覧
2023年の開幕は、セ・リーグとパ・リーグで日付が異なる変則的なスタートとなった。3月30日に行われたのは日本ハム対楽天の1試合のみで、翌31日に残る5カードが始まった。
3月30日(木):パ・リーグ開幕戦
北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス
会場はエスコンフィールドHOKKAIDO。新球場での公式戦初開催と、2023年シーズンの開幕戦を兼ねた特別な試合だった。
3月31日(金):セ・リーグ開幕カード
- 読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズ(東京ドーム)
- 東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ(明治神宮野球場)
- 阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ(京セラドーム大阪)
セ・リーグの3カードはいずれもナイター開催だった。巨人対中日は18時15分、ヤクルト対広島と阪神対DeNAは18時開始。阪神の開幕主催試合は甲子園ではなく京セラドーム大阪で行われた。
3月31日(金):残るパ・リーグ開幕カード
- 埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズ(ベルーナドーム)
- 福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズ(福岡PayPayドーム)
したがって、開幕日を「2023年3月31日」とだけ覚えていると、日本ハム対楽天の3月30日開催を見落としてしまう。正確には、パ・リーグが3月30日に先行開幕し、セ・リーグと残るパ・リーグのカードが3月31日に開幕したという整理になる。
なお、3月30日の開幕戦は楽天が3対1で日本ハムに勝利した。新球場の歴史的な初戦は、楽天が勝利を収める結果となった。
【プロ野球143試合制の内訳】リーグ戦125試合+交流戦18試合
2023年のレギュラーシーズンは、セ・リーグ、パ・リーグともに1球団143試合制だった。143という数字は、同じリーグの5球団との対戦と、別リーグ6球団との交流戦を合計したものだ。
NPBの公式補足資料では、リーグ内対戦を各相手との25回戦総当たり、セ・パ交流戦を各相手との3試合としている。
1球団あたりのレギュラーシーズン試合数
リーグ内125試合
交流戦18試合
ホームとビジターの試合数は完全に同じではない
143試合制だからといって、ホームゲームとビジターゲームが必ず同数になるわけではない。
リーグ内対戦125試合については、ホーム63試合・ビジター62試合、またはホーム62試合・ビジター63試合という配分になっていた。交流戦はホーム9試合、ビジター9試合である。
そのため、球団によって主催試合は合計71試合または72試合となる。パ・リーグでは楽天、ロッテ、オリックスが72試合を主催し、日本ハム、西武、ソフトバンクは71試合を主催する計画だった。
143試合にクライマックスシリーズは含まれない
もう一つ押さえておきたいのが、143試合はあくまでレギュラーシーズンの数字だという点だ。
クライマックスシリーズと日本シリーズは、レギュラーシーズン終了後に実施される別のポストシーズン競技であり、143試合の内訳には含まれない。
【2023年セ・パ交流戦日程】5月30日から6月18日まで全108試合
2023年の日本生命セ・パ交流戦は、5月30日(火)から6月18日(日)まで開催された。予備日を除く公式開催期間は20日間で、全12球団が参加する108試合が組まれた。
各球団は相手リーグの6球団とそれぞれ3試合、合計18試合を戦う。ホーム9試合、ビジター9試合という配分で、2022年にホームで対戦したカードは2023年にはビジターで対戦する仕組みだった。
交流戦の開幕カードは6組
- 日本ハム対ヤクルト
- 楽天対DeNA
- 西武対阪神
- ロッテ対巨人
- オリックス対広島
- ソフトバンク対中日
開幕カードは5月30日から6月1日までの3連戦。日本ハムはエスコンフィールドでヤクルトを迎え、楽天は楽天モバイルパーク宮城でDeNAと対戦した。
交流戦は、普段は対戦しないセ・パ両リーグの球団同士が直接対決する機会だ。リーグ内順位だけでなく、異なるリーグの投手や打者への対応力が試される期間でもある。
雨天中止に備えた予備期間も設定
交流戦の予備期間は6月19日(月)から22日(木)まで。天候などによって試合が中止になった場合、各カードの予備日やこの期間に振り替える設計だった。
したがって、交流戦の開催期間を調べる際には、通常日程の5月30日~6月18日と、予備期間の6月19日~22日を区別する必要がある。
【エスコンフィールド開幕戦の特例と2023年のポストシーズン】
2023年のプロ野球日程で最も象徴的だった変更が、北海道日本ハムファイターズの新球場開業に伴う開幕日調整だ。
なぜ日本ハムだけ3月30日に開幕したのか
日本ハムの新本拠地は、北海道北広島市に開業した「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)」だ。新球場の開業をシーズンの大きな節目とするため、2023年8月8日の段階で、NPBの理事会と12球団の実行委員会が開幕日程の大綱を承認していた。
日本ハム主催の1試合だけを3月30日に設定し、他のセ・パ5カードは3月31日に開幕する方式だった。球団の公式発表によると、この特例はNPBと11球団の承認、日本プロ野球選手会の理解を得て実現したものだ。
つまり、単純に日本ハムだけが独自に開幕日を決めたわけではない。新球場の開業という事情を受け、リーグ間の開幕権を調整した公式な日程編成だった。
エスコンフィールドでのホームゲームは71試合
日本ハムは2023年シーズンのホームゲーム全71試合をエスコンフィールドで開催する計画を発表していた。開幕2戦目と3戦目も同球場で楽天を迎え、4月1日、2日と3連戦を行った。
また、交流戦では5月30日~6月1日にヤクルト、6月6日~8日に広島、6月9日~11日に阪神と、それぞれエスコンフィールドで3連戦を予定していた。新球場は開幕戦だけの舞台ではなく、年間を通じたホームゲームの中心だった。
2023年クライマックスシリーズの日程
レギュラーシーズン終了後には、セ・パ両リーグでクライマックスシリーズが開催された。ファーストステージは10月14日(土)から、ファイナルステージは10月18日(水)から始まる日程だった。
- 10月14日~16日:ファーストステージ
- 10月17日:セ・パのファーストステージ予備日
- 10月18日~23日:ファイナルステージ
- 10月24日・25日:ファイナルステージ予備日
セ・リーグは広島対DeNAのファーストステージ、阪神が待つファイナルステージという組み合わせ。パ・リーグはロッテ対ソフトバンク、オリックスが待つファイナルステージという構成だった。
2023年日本シリーズは10月28日開幕
SMBC日本シリーズ2023は10月28日(土)に開幕し、11月5日(日)までの日程が設定された。
- 10月28日・29日:第1戦・第2戦(京セラドーム大阪)
- 10月30日:移動日
- 10月31日~11月2日:第3戦~第5戦(阪神甲子園球場)
- 11月3日:移動日
- 11月4日・5日:第6戦・第7戦(京セラドーム大阪)
実際のシリーズは阪神タイガースとオリックス・バファローズの対戦となり、阪神が4勝3敗で38年ぶり2度目の日本一に輝いた。レギュラーシーズンの開幕日程から日本シリーズまでを追うと、2023年のプロ野球年間スケジュールの全体像が見えてくる。
【2023年プロ野球日程PDF】NPB公式資料の確認方法と注意点
2023年の試合日程を改めて調べるなら、NPBの「セ・パ公式戦」アーカイブが基本資料になる。日付別の試合日程、試合結果、球団別の成績に加え、印刷用PDFも掲載されている。
公式資料はリーグごとに分かれているため、確認したい内容に応じて使い分けたい。
- セ・リーグ:2023年度JERAセントラル・リーグ公式戦全試合日程PDF。2023年1月17日発表。
- パ・リーグ:2023パーソル パシフィック・リーグ公式戦全試合日程PDF。2023年1月24日発表。
- 交流戦:2023年度日本生命セ・パ交流戦全試合日程PDF。2023年1月25日発表。
なお、最初に公開されたPDFだけがシーズン最終版とは限らない。2023年には試合開始時間の変更や試合日程の追加も行われている。たとえば、NPBは6月6日にパ・リーグの10月2日開催分としてソフトバンク対楽天を追加した。
観戦記録や過去の試合結果を調べる場合は、初期の発表資料だけで判断せず、NPBの「試合日程・結果」で最終的な開催記録まで照合するのが確実だ。
【2023年プロ野球日程発表】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2023年のプロ野球日程はいつ発表されましたか?
A1:セ・リーグは2022年11月8日、パ・リーグは2022年11月21日に発表されました。球場と開始時間を含む詳細日程は、セが2023年1月17日、パが1月24日に発表されています。
Q2:2023年のプロ野球開幕日は3月30日と31日のどちらですか?
A2:パ・リーグの日本ハム対楽天が3月30日に先行開催されました。セ・リーグの3カードと残るパ・リーグ2カードは3月31日開幕です。
Q3:2023年のプロ野球は1球団何試合でしたか?
A3:レギュラーシーズンは1球団143試合です。リーグ内対戦125試合と、セ・パ交流戦18試合で構成されます。
Q4:2023年のセ・パ交流戦はいつ開催されましたか?
A4:5月30日から6月18日まで開催されました。全108試合で、予備期間は6月19日から22日まで設定されていました。
Q5:なぜ日本ハムだけ開幕が1日早かったのですか?
A5:新本拠地エスコンフィールドHOKKAIDOの開業に伴い、NPBと11球団の承認、日本プロ野球選手会の理解を得て、日本ハム主催の開幕戦を3月30日に設定したためです。
Q6:2023年のクライマックスシリーズと日本シリーズはいつでしたか?
A6:クライマックスシリーズは10月14日から23日を中心に開催され、日本シリーズは10月28日から11月5日までの日程でした。日本シリーズは阪神がオリックスを4勝3敗で破っています。
まとめ:2023年プロ野球日程を正確に把握する3つのポイント
2023年のプロ野球日程発表を振り返ると、最も重要なのはセ・リーグとパ・リーグの発表日、開幕日の違い、143試合制の仕組みを分けて理解することだ。
特に押さえておきたいのは次の3点である。
- 発表日:セは2022年11月8日、パは11月21日。
- 開幕日:日本ハム対楽天が3月30日、残りの開幕カードは3月31日。
- 試合数:1球団143試合で、リーグ内125試合と交流戦18試合の合計。
2026年に過去の2023年シーズンを振り返る場合も、NPB公式資料を確認する際には、最初の日程発表と翌年の詳細日程、さらにシーズン中の変更後の日程を区別することが大切だ。
エスコンフィールド開業に伴う1日早い開幕は、単なる日程上の例外ではなく、新球場の誕生に合わせてリーグ間の開幕権を調整した象徴的な出来事だった。開幕から交流戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズまでを通して見ることで、2023年のプロ野球シーズンの構造と見どころをより正確に理解できる。 (出典: 2023年 プロ野球 日程 発表(Yahoo!ニュース))