ハイレグとは?意味・由来からハイカットとの違い、2026年の水着事情まで徹底解説
ハイレグとは、水着やレオタードなどの脚ぐりを高い位置まで切り上げたデザインのことです。脚の付け根に向かって大きくカーブしたカッティングが特徴で、脚の見える範囲を広くすることで、すっきりとしたシルエットや脚長に見える視覚効果を生み出します。
日本では1980年代に水着ファッションとして広まり、バブル期を象徴するデザインの一つとして定着しました。2026年現在は、競泳水着やフィットネスウェア、リゾートファッションなどにも見られます。ハイレグとハイカットの違い、名前の由来、歴史、種類、着用シーンまで、知っておきたいポイントを詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 意味:ハイレグは脚の付け根部分を高くカットした水着やレオタードのデザインを指す。
- 歴史:日本では1980年代に広まり、バブル期の水着・ファッション文化を象徴する存在になった。
- 現在:2026年も競泳水着やファッションアイテムに採用されており、用途や好みに応じて選べるデザインとして残っている。
【まず結論】ハイレグとは?意味とデザインの特徴をわかりやすく解説
ハイレグは、英語の「high leg cut」に由来する服飾用語です。女性用の水着やレオタードなどで、脚の付け根に当たる部分を深く切り上げた形状を意味します。
小学館の「デジタル大辞泉」でも、水着やレオタードの脚の付け根部分のカットを深くしたものとして説明されています。一般的には「ハイレッグ」とも呼ばれ、反対のデザインとしてローレグがあります。
ハイレグの最大の特徴は脚ぐりの高さ
ハイレグを見分けるポイントは、衣服の脚ぐりがどの位置まで切り上がっているかです。
一般的なワンピース水着では、脚の付け根を比較的低い位置で覆うデザインもあります。一方、ハイレグは脚ぐりが腰骨に近い位置まで上がり、正面から見るとV字に近いラインを形成します。
このカッティングによって太ももの見える範囲が広がり、脚の始まりが高い位置にあるような印象を与えます。そのため、ファッションでは脚長効果やスタイルアップを狙うデザインとして扱われています。
ハイレグのデザインを構成する4つの要素
- 高い脚ぐり:脚の付け根に向かって生地を高く切り上げる。
- V字型のライン:正面から見たときに、脚ぐりが斜め上方向へ伸びる。
- 腰まわりのシルエット:腰骨付近まで脚ぐりが上がることで、すっきりした印象をつくる。
- 身体に沿うフィット感:水着やレオタードでは、動いてもずれにくい伸縮素材と組み合わせることが多い。
ただし、ハイレグには「脚ぐりが何度以上なら該当する」といった統一された角度基準はありません。カッティングの高さや全体のシルエットを見て判断するのが基本です。

【名前の由来を解説】ハイレグ・ハイカット・レオタードは何が違う?
ハイレグという言葉を理解するには、英語のhigh leg cutと、似た意味で使われるhigh-cutという表現を整理するとわかりやすくなります。また、ハイレグレオタードという言葉には、衣服の種類とカッティングの特徴という2つの要素が含まれています。
ハイレグの由来は英語のhigh leg cut
ハイレグは、英語の「high leg cut」をもとにした日本語の服飾表現です。
highは「高い」、legは「脚」、cutは「切り方・裁断」を意味します。つまり、脚ぐりを高い位置まで切り上げたデザインという意味です。
日本語では「ハイレッグ」という表記も使われますが、日常会話やファッション関連の文章では「ハイレグ」という略した表現が広く知られています。
ハイレグとハイカットの違い
ハイレグとハイカットは、基本的に脚ぐりを高くしたデザインを指す近い表現です。ただし、使われる場面には多少の違いがあります。
ハイレグは、ファッションや水着のデザインを説明するときに使われることが多い言葉です。一方、ハイカットは脚ぐりの位置が高いことを表す、より一般的なデザイン表現として使われます。
実際に競泳水着の商品名では「ハイカット」が採用されることもあります。ミズノ公式オンラインでも、女性用競泳水着が「競泳用ハイカット」として販売されています。
レオタードとハイレグは別の意味を持つ
レオタードとは、身体に密着する上下続きの衣服のことです。バレエ、ダンス、新体操、器械体操、フィギュアスケートなどで使用されます。
一方、ハイレグは衣服そのものの種類ではなく、脚ぐりのカッティングを表す言葉です。そのため、レオタードの中でも脚ぐりを高くしたものをハイレグレオタードと呼びます。
なお、レオタードという名称は、19世紀フランスの空中曲芸師ジュール・レオタール(Jules Léotard)の名前に由来します。彼が演技で着用していた身体に密着する衣装が、現在の名称につながりました。
つまり、ハイレグとレオタードは語源も意味も異なります。前者はデザイン、後者は衣服の種類を表しています。
【歴史を振り返る】1980年代のハイレグブームから2026年までの変遷
ハイレグの歴史を語るうえで欠かせないのが、1980年代の日本の水着文化です。
それ以前の水着は、実用性や身体を覆う機能が重視される傾向にありました。しかし、1970年代以降は水着にもファッション性が求められるようになり、ワンピース水着のデザインも多様化していきます。
三愛水着楽園を展開してきたSan-aiの公式アーカイブには、1980年代初頭からハイレッグカットが取り入れられていく過程が記録されています。
1982年から1985年にかけて進んだデザインの変化
San-aiの水着史によると、1982年には女性の身体のラインを美しく見せるため、ハイレッグカットを取り入れた水着が登場しました。
1983年には脚ぐりがさらに高くなり、デザインも大胆な方向へ変化。同年公開の映画『フラッシュダンス』の影響を受けたレオタード風の水着も発売されています。
1985年にはハイレッグの角度がさらに鋭くなり、スポーティーな素材や鮮やかなカラーを取り入れた水着が展開されました。
ハイレグの歴史とファッション文化の関係
| 年代 | 主な出来事・デザインの変化 | ファッション上の意味 |
|---|---|---|
| 1970年代 | 水着のファッション性が高まる | 機能性だけでなくデザインも重視される |
| 1982年 | San-aiの水着にハイレッグカットが登場 | 脚のラインを美しく見せるデザインが広がる |
| 1983年 | ハイレッグ化が進み、レオタード風水着も登場 | スポーティーで大胆なスタイルが浸透する |
| 1985年 | ハイレッグの角度がさらに鋭角になる | ファッション性の高い水着が多様化する |
| 1980年代後半 | ワンピース型ハイレグ水着が人気を集める | バブル期の華やかなファッションを象徴する |
| 1990年代半ば以降 | ビキニの人気が再び高まる | 水着のデザインがさらに多様化する |
| 2026年 | 競泳用ハイカットや多様なリゾート水着が展開 | 機能性と個人の好みを重視する選択肢の一つに |
この変遷からわかるのは、ハイレグが単なる露出の多い水着ではなく、当時のファッションや美意識を反映したデザインだったということです。
1980年代後半からバブル期に広まった理由
日本でハイレグ水着が人気を集めたのは1980年代後半です。ニッポン放送の水着文化に関する解説でも、同時期にワンピース型水着のハイレグが人気になったことが紹介されています。
背景には、身体のラインを美しく見せるファッションへの関心や、スポーティーなスタイルの浸透がありました。
また、テレビ番組やグラビア、キャンペーンガールなどのメディア文化を通じて、ハイレグの印象的なシルエットが広く知られるようになりました。
バブル期には華やかさや視覚的なインパクトを重視するファッションも支持され、ハイレグはその時代を象徴するデザインの一つになりました。
1990年代半ば以降はビキニ人気が再燃し、水着の主流も変化しました。しかし、ハイレグというデザイン自体がなくなったわけではありません。
【種類と見分け方】ハイレグ水着・ハイレグレオタードの特徴
ハイレグには複数の種類があり、同じ脚ぐりの高いデザインでも、水着の用途や衣服の形によって印象が変わります。
1. ハイレグワンピース水着
ハイレグを代表するスタイルが、ワンピース型の水着です。胸元から股部分まで一体になった構造で、脚ぐりを高く切り上げているのが特徴です。
腰まわりのラインがすっきり見えやすく、リゾートファッションやプールでの着用に適したデザインが展開されています。
2. ハイレグビキニ
上下が分かれたビキニのボトム部分にハイレグカットを採用したタイプです。
一般的なビキニボトムと比べ、サイド部分の脚ぐりが高い位置に設定されているため、脚のラインを長く見せる視覚効果が期待できます。
サイドの幅やウエスト位置、ヒップの覆い方によって印象が変わるため、同じハイレグでもデザインの幅は広くなっています。
3. ハイレグ競泳水着
競泳水着にも脚ぐりを高く設定したモデルがあります。競技用では、フィット感や素材の伸縮性、撥水性、泳ぎやすさなどが重視されます。
ミズノの「GX・SONIC STREAM」には、女性向けの競泳用ハイカットモデルが用意されています。公式商品情報では、WORLD AQUATICS承認のレース水着として紹介され、低抵抗・撥水加工ニット素材を採用しています。
競技用のハイカットは、見た目だけでなく、競技目的に合わせた製品設計の一部として理解する必要があります。
4. ハイレグレオタード
ハイレグレオタードは、身体に密着する上下続きの衣服に、高い脚ぐりのカッティングを取り入れたものです。
ダンス、フィットネス、新体操、ステージ衣装などで見られ、動きやすさや身体のラインを確認しやすいことが特徴です。
ただし、すべてのレオタードがハイレグというわけではありません。脚ぐりが低いものや、太ももを覆うデザインもあります。
ハイレグの見分け方は脚ぐりの位置を見ること
初めてハイレグを見分ける場合は、次の3点を確認すると判断しやすくなります。
- 脚の付け根:生地の切り上がりが腰骨に近い位置まで達しているか。
- 正面のライン:脚ぐりが横方向ではなく、斜め上方向に大きく伸びているか。
- サイドの形状:一般的なローレグよりも、脚の付け根が広く見えるカットになっているか。
なお、脚ぐりが高いことだけで、必ずしもスーパーハイレグと呼ばれるわけではありません。カットの高さや腰まわりの形状によって、一般的なハイレグからさらに大胆なデザインまで幅があります。
【着用シーン別に解説】ハイレグの脚長効果とファッションとしての選び方
ハイレグの見え方は、着用する場所や目的によって変わります。ファッションとして楽しむ場合と、スポーツウェアとして使用する場合では、重視するポイントも異なります。
ビーチやプールでの水着ファッション
リゾートやプールでは、ハイレグ水着はデザイン性を重視した選択肢の一つです。
ワンピースタイプなら上下が一体になったまとまりのあるシルエットを楽しめます。ビキニタイプなら、トップスとボトムの色や形を組み合わせて、自分の好みに合わせたスタイリングができます。
ただし、海やプールで実際に使用する場合は、見た目だけでなく、泳いだときにずれないか、身体を動かしても違和感がないかを確認することが大切です。
フィットネスやダンスでの着用
フィットネスやダンスでは、身体にフィットするレオタードがトレーニングウェアとして使われています。
脚ぐりを高くしたハイレグタイプは、脚の動きを妨げにくい形状を選べることが特徴です。ただし、運動中の快適性はカットの高さだけで決まるものではありません。
生地の伸縮性、股部分のフィット感、肩ひもの安定性なども重要です。長時間のレッスンでは、身体に合ったサイズを選ぶことが優先されます。
脚長効果はなぜ生まれる?
ハイレグが脚長に見える理由は、脚ぐりの位置による視覚的な錯覚にあります。
一般的な水着よりも高い位置まで脚ぐりを切り上げることで、脚の見える範囲が広くなります。その結果、脚の始まりが高い位置にあるように見え、全身の縦のラインが強調されます。
ただし、実際に脚が長くなるわけではありません。効果の感じ方は、身体のバランス、カットの位置、ウエストライン、色や素材などによって異なります。
ハイレグ水着を選ぶときのチェックポイント
- 脚ぐりの高さ:自分が快適に感じるカットの高さか。
- ヒップのフィット感:身体を動かしたときに生地がずれないか。
- 股部分の幅:必要なカバー力が確保されているか。
- 素材:水着なら耐塩素性や速乾性、競技用なら伸縮性や撥水性も確認する。
- 着用目的:ファッション、競泳、フィットネスなど、使用する場面に適しているか。
脚を長く見せたい人や、スポーティーなシルエットを好む人には選択肢になります。一方、脚ぐりの締め付けや露出が気になる人には、ミドルカットやローレグのほうが快適な場合もあります。
【2026年最新】現在のハイレグファッションと水着トレンドはどう変わった?
2026年現在、ハイレグは1980年代のように水着ファッション全体を象徴する存在というより、用途や好みに応じて選ばれるデザインの一つになっています。
現在の水着市場では、露出度だけでなく、機能性、着心地、体型カバー、日常のファッションとの相性など、多様な価値観が重視されています。
2026年は機能性とファッション性の両立がポイント
2026年6月30日公開のELLEの水着トレンド特集では、水着とストリートファッションの境界が曖昧になり、街でも着られる水着が広がっていることが紹介されました。
また、Speedoの担当者は、大人向け水着のデザインについて、見せる部分とカバーする部分を計算した「エレガントな肌見せ」を重視する考え方を紹介しています。
水着をビーチやプールだけでなく、旅行先や日常のスタイリングにも取り入れる動きが見られます。
ワンピース水着やレトロデザインも選択肢に
ユナイテッドアローズが2026年6月5日に公開した水着トレンド解説では、洋服感覚で着られる水着や、フリル、リボン、ドットなどを取り入れたレトロガーリーなデザインが紹介されています。
また、体型をカバーしながら美しいシルエットを演出するワンピース水着やハイウエストタイプも選択肢として挙げられています。
こうした流れを見ると、2026年の水着ファッションは、特定のカットだけが支持されるのではなく、着用する人が自分の好みや目的に合わせて選ぶ方向に広がっています。
ハイレグは現在も販売されている?
ハイレグ系のデザインは、2026年も競泳水着やトレーニングウェアなどで確認できます。
例えば、ミズノ公式オンラインでは競泳用ハイカット水着が販売されています。また、競泳水着の販売市場では、商品説明に「ハイレグ・ハイカット」という表記を併用する例も見られます。
つまり、ハイレグは過去のファッション用語になったわけではありません。現在も使われるデザイン表現であり、競技用とファッション用では目的や設計が異なっています。
2026年にハイレグを選ぶなら何を重視すべき?
現在のハイレグファッションでは、過去の流行をそのまま再現するだけでなく、色、素材、カッティング、着用シーンを組み合わせることがポイントです。
例えば、落ち着いた色のワンピース水着ならシンプルで上品な印象に、スポーティーな素材ならアクティブな印象に仕上がります。
また、競泳用を選ぶなら大会への対応や素材性能、レジャー用なら着心地やカバー力を優先するなど、用途を明確にすることで選びやすくなります。
ハイレグとは?意味・由来・水着に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ハイレグとは簡単にいうと何ですか?
A1:水着やレオタードなどの脚ぐりを、脚の付け根に向かって高く切り上げたデザインです。脚の見える範囲を広くし、脚長に見える視覚効果を生み出します。
Q2:ハイレグとハイカットの違いは何ですか?
A2:基本的には似た意味で使われます。ハイレグは日本で定着したファッション表現で、ハイカットは脚ぐりが高い形状を表す一般的な表現です。厳密に区別する統一基準はありません。
Q3:ハイレグの由来は何ですか?
A3:英語の「high leg cut」に由来します。脚の付け根部分を高く切り上げた裁断方法を表す言葉です。
Q4:ハイレグ水着はなぜ脚が長く見えるのですか?
A4:脚ぐりを高くすることで脚の見える範囲が広くなり、脚の始まりが高い位置にあるように見えるためです。実際の脚の長さが変わるわけではありません。
Q5:ハイレグレオタードと普通のレオタードは何が違いますか?
A5:主な違いは脚ぐりの高さです。ハイレグレオタードは脚の付け根に近い位置まで脚ぐりを切り上げたデザインで、一般的なレオタードには低めの脚ぐりのものもあります。
Q6:2026年現在もハイレグ水着は販売されていますか?
A6:販売されています。競泳用ハイカット水着やファッション向けのワンピース水着などで採用されています。ただし、2026年の水着トレンド全体では、ハイレグだけでなく機能性や体型カバーを重視したデザインも広く展開されています。
まとめ:ハイレグの意味を知れば水着ファッションの見方が変わる
ハイレグとは、脚の付け根部分を高い位置まで切り上げた水着やレオタードのデザインです。英語の「high leg cut」に由来し、脚のラインを長く見せる視覚効果が特徴です。
日本では1980年代に水着ファッションとして広まり、バブル期には時代を象徴するスタイルの一つになりました。その後、ビキニ人気の再燃や水着デザインの多様化によって流行の中心は変わりましたが、ハイレグというカッティングは現在も残っています。
2026年は、競泳用ハイカット水着からリゾート向けのワンピースまで、さまざまな用途で脚ぐりの高いデザインが選択されています。一方で、水着全体のトレンドは機能性や着心地、日常のファッションとの相性にも広がっています。
ハイレグとハイカットは基本的に近い意味であり、レオタードは衣服の種類を指す言葉です。この違いを理解しておけば、商品説明やファッション記事で使われる用語も正しく読み取れます。
大切なのは、流行や見た目だけで判断せず、着用する目的や快適性、自分の好みに合ったカッティングを選ぶことです。ハイレグは、時代とともに意味合いや使われ方を変えながら、現在も水着ファッションを構成するデザインの一つとして受け継がれています。 (出典: ハイレグ と は(Yahoo!ニュース))