旧ロシア領事館は今どうなった?1908年の歴史とホテル白林の見学方法を解説
北海道函館市の幸坂に建つ「旧ロシア領事館」は、1908(明治41)年に再建された歴史的建造物です。1944(昭和19)年の領事館閉鎖後は、道南青年の家として青少年の宿泊研修に利用されるなど、時代とともに役割を変えてきました。
そして2025年7月12日、長年閉ざされていた建物は、高級ホテル「HOTEL 白林 HAKODATE(ホテル白林ハコダテ)」として新たなスタートを切りました。2026年9月にはミシュランキーホテルセレクションにも選出され、歴史的建築を活用した宿泊施設として注目を集めています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の姿:旧ロシア領事館は2025年7月に全6室の高級ホテル「HOTEL 白林 HAKODATE」として再生。
- 一般見学:宿泊者以外も12時~15時にギフトショップを利用可能。混雑時には入場制限がある。
- 歴史的価値:1907年の函館大火で焼失した初代建物を1908年に再建。1944年までソ連領事館として使われた。
【2026年最新】旧ロシア領事館は今どうなっている?ホテル白林として再生
旧ロシア領事館の現在の姿は、単なる保存建築物ではありません。歴史的な領事館の建物を生かしながら、新しい宿泊施設として生まれ変わっています。
現在の施設名はHOTEL 白林 HAKODATE(ホテル白林ハコダテ)。所在地は北海道函館市船見町17-3です。
運営するのは株式会社ソヴリン。函館市が所有していた建物を2021年3月に取得し、2023年3月に改修工事へ着手しました。歴史的な意匠を残す領事館棟と、新たに増築したウェルネス棟の2棟で構成されています。
2025年4月には施設のお披露目が行われ、同年7月12日にグランドオープンしました。
旧ロシア領事館を受け継ぐ2つの建物
ホテルの特徴は、歴史的建造物を単独でホテルに転用するのではなく、既存の領事館棟と新築のウェルネス棟を組み合わせている点です。
- 領事館棟:旧ロシア領事館の面影を残す建物。客室2室のほか、フレンチレストラン、すし処、バー、ギフトショップを備える。
- ウェルネス棟:新たに増築された建物。フロント、ウェルネススペース、ジム、ライブラリー、客室4室を備える。
客室は全6室で、すべてスイート仕様。プライベートサウナや水風呂、半屋外の露天風呂などを備えた贅沢な滞在空間になっています。
つまり、かつて外交官や来賓を迎えていた建物が、現在は国内外の旅行者を迎える宿泊施設として新しい役割を担っているのです。

【歴史年表】ゴシケーヴィチからソ連領事館閉鎖までの変遷
旧ロシア領事館の歴史は、現在の建物が完成した1908年よりも半世紀ほど前にさかのぼります。
背景にあるのは、幕末の日本とロシアの外交関係です。
初代領事ゴシケーヴィチが函館に着任
1854(安政元)年12月の日露和親条約を背景に、函館はロシアとの外交・通商関係を築く重要な港町となりました。
1858(安政5)年9月には初代領事ゴシケーヴィチが函館に着任。最初は実行寺に領事館を置き、その後、1860(万延元)年には現在の函館ハリストス正教会の敷地付近に領事館を建設しました。
その後、隣接する英国領事館の火災による被災などを経て、領事館は現在の船見町へ移転することになります。
1907年の函館大火で焼失、翌年に再建
現在の場所では1903(明治36)年に建設工事が始まりました。しかし、翌年に勃発した日露戦争によって工事が中断します。
1906(明治39)年にようやく完成した建物も、長くは残りませんでした。1907(明治40)年8月の函館大火によって焼失してしまいます。
その直後から同じ場所で再建工事が進められ、1908(明治41)年12月、現在まで残る建物が完成しました。
函館市の文化財関連資料によると、再建時には火災への対策が考慮され、1階・2階ともに煉瓦造りへと改められました。大火前の建物は木造を主体とし、1階外壁に煉瓦を積んだ構造だったと考えられています。
ソ連領事館から道南青年の家へ
ロシア革命後、外交関係の変化に伴い、1925(大正14)年からはソ連領事館として使用されるようになります。
しかし、第二次世界大戦中の1944(昭和19)年、最後の領事ザベーリエフが本国へ引き揚げ、同年10月1日に領事館は閉鎖されました。
戦後は外務省の所管となり、1964(昭和39)年に函館市が土地と建物を購入。翌1965年5月からは「函館市立道南青年の家」として、青少年の宿泊研修施設に活用されました。
この施設は1996(平成8)年7月、函館市青少年研修センターの開館に伴って役割を終えています。
旧ロシア領事館の歴史と関係者・施設の変遷
| 年代 | 人物・施設との関係 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 1854年 | 日露和親条約 | 日本とロシアの外交関係の基礎が築かれる。 |
| 1858年 | 初代領事ゴシケーヴィチ | 函館に着任し、実行寺に領事館を設置。 |
| 1860年 | ロシア領事館 | 元町に領事館を建設。 |
| 1906年 | 現在地の初代建物 | 船見町で領事館が完成。 |
| 1907年 | 函館大火 | 領事館が焼失。 |
| 1908年12月 | 現存する旧ロシア領事館 | 同じ場所に再建・完成。 |
| 1925年 | ソ連領事館 | ロシア革命後、ソ連領事館として使用。 |
| 1944年10月1日 | 領事館閉鎖 | 最後の領事の帰国後、外交施設としての役割を終了。 |
| 1965年5月 | 道南青年の家 | 函館市立の青少年宿泊研修施設として利用開始。 |
| 1996年7月 | 道南青年の家 | 青少年研修センターの開館に伴い機能終了。 |
| 2021年 | 株式会社ソヴリン | 函館市から建物を取得。 |
| 2025年7月12日 | HOTEL 白林 HAKODATE | 改修を経てホテルとしてグランドオープン。 |
| 2026年9月 | ミシュランキー | ミシュランキーホテルセレクション2026で1ミシュランキーに選出。 |
この年表から分かるのは、旧ロシア領事館が外交施設としての歴史を終えた後も、青少年教育、歴史的建造物の保存、観光・宿泊という異なる目的で受け継がれてきたことです。
【建築の見どころ】リヒャルト・ゼールが関わった1908年の洋館
旧ロシア領事館の魅力は、赤煉瓦の外観だけではありません。日本の伝統的な建築意匠と西洋建築の要素が融合している点にも特徴があります。
赤煉瓦と白漆喰が生み出す独特の外観
建物は煉瓦造り2階建て。赤煉瓦の外壁に、2階部分の白い縁取りや玄関周辺の白漆喰が組み合わされています。
特に目を引くのが玄関部分です。寺院建築を思わせる唐破風や組物など、日本の伝統的な意匠が取り入れられています。
異国の外交施設でありながら、日本の建築文化が反映されている点は、函館の開港以降の歴史を象徴するものです。
設計者はリヒャルト・ゼールとゲオルグ・デ・ラランデ
函館市が公開している伝統的建築技術研修会の資料では、設計者としてドイツ人建築家のリハルト・ゼール(リヒャルト・ゼール)とゲオルグ・デ・ラランデの2人が記載されています。
施工は函館市旅籠町の棟梁、佐藤誠が担当しました。
同資料では、建物の創建年代を1908年12月、構造を煉瓦造2階建てとしています。また、床面積は1階428.12平方メートル、2階253.90平方メートルです。
函館市はこの建物を「日本で唯一残る帝政ロシア時代の領事館建物」と位置付けています。単に古い洋館というだけではなく、日本とロシアの近代外交史を伝える建築資料としての価値があります。
函館市の景観形成指定建築物
旧ロシア領事館は、函館市の景観形成指定建築物等にも指定されています。
市の指定資料では、所在地を船見町17番3号、建築年を明治41年、構造を煉瓦造2階建てと記載しています。
この指定は、建物の歴史性、景観への寄与、建築技術、意匠などを評価するものです。外観を維持するための保全も重視されており、ホテルへの転用に際しても歴史的な姿を残すことが大切なテーマになっています。

【ホテル白林の現在】宿泊料金・ミシュランキー2026の評価
2026年の旧ロシア領事館を語るうえで欠かせないのが、HOTEL 白林 HAKODATEの存在です。
歴史的な建物を保存するだけでなく、宿泊・食事・ウェルネスを組み合わせた滞在型施設として再生した点が特徴です。
2026年に1ミシュランキーを獲得
大きな話題となったのが、2026年9月に発表されたミシュランキーホテルセレクションです。
HOTEL 白林 HAKODATEは1ミシュランキーに選出されました。道南地域では初の選出として函館新聞などでも報じられています。
ミシュランキーは、レストランの星とは異なり、ホテルの滞在体験を評価する制度です。2026年の日本のホテルセレクションには145施設が掲載され、新規掲載は19施設でした。
旧ロシア領事館の歴史的な建築空間を生かしながら、食事やサービスを含む宿泊体験を提供するホテルとして評価されたことは、建物の再生という観点でも意味があります。
ホテル白林の宿泊料金はいくら?
宿泊料金は、客室や宿泊日、食事内容、予約プランによって変わります。
2025年の開業発表時には、2名1室・1泊2食付きで31万9,000円(税込・サービス料別)が予定価格として公表されました。
また、2026年10月に確認できる宿泊予約サイトでは、2名利用・夕朝食付きのプランが35万7,280円からという表示も見られます。ポイント利用や予約条件によって実際の支払額は異なります。
ホテル公式の特定商取引法に基づく表記でも、料金は宿泊プランごとに異なると案内されています。
そのため、31万9,000円を一律の現行料金と考えるのではなく、希望する宿泊日を指定して最新のプランを確認することが大切です。
宿泊施設としての特徴
- 客室:全6室のオールスイート。
- ウェルネス:サウナ、水風呂、ウェルネススペースなどを設置。
- 食事:メインダイニング「白夜」と、すし処「船見」を展開。
- バー:「Bar Hakodadi」を併設。
- その他:ジム、ライブラリー、ギフトショップを備える。
宿泊そのものに加え、歴史的建築と函館の食文化を一度に楽しみたい人に向いた施設です。一般的なビジネスホテルや観光ホテルとは価格帯も滞在スタイルも異なります。
【一般見学の方法】ギフトショップの営業時間とゴールデンカムイの関係
旧ロシア領事館を訪れたい人にとって、最も気になるのが「宿泊しなくても中に入れるのか」という点でしょう。
2026年4月17日、HOTEL 白林 HAKODATEは館内施設の利用時間について公式に案内を発表しました。
宿泊者以外もギフトショップを利用できる
ホテルの公式案内によると、予約がなくても一般利用できる時間は次のとおりです。
ギフトショップ営業時間:12:00~15:00
ホテルオリジナルの商品に加え、函館にゆかりのある品々を展示・販売しています。歴史的建造物の雰囲気を感じながら買い物を楽しめる機会です。
ただし、混雑時には入場を制限される場合があります。また、12時から15時までの時間帯以外は、宿泊者と関係者以外の敷地への立ち入りを遠慮するよう公式に案内されています。
したがって、現在の見学方法は次のように整理できます。
- 外観見学:道路などの公共スペースから建物を眺める。
- 館内の一部利用:12時~15時にギフトショップを訪問する。
- 客室・ホテル内部の一般見学:宿泊者以外は原則として利用できない。
以前の「外観のみ見学可能」という観光案内は、ホテルへの転用前の情報です。2026年現在は、一般客がギフトショップを利用できる時間が設けられている点が重要な変更点です。
ゴールデンカムイに登場する旧ロシア領事館
旧ロシア領事館を検索する人の中には、漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』との関係を知りたい人もいるでしょう。
実際に、旧ロシア領事館は作品に登場する函館の歴史的スポットの一つです。
函館市の観光情報サイト「はこぶら」では、コミックス20巻に収録された198話・199話や、281話に関係する場所として紹介されています。
特に鯉登少尉の少年時代に関わるエピソードなど、物語の展開を知っている読者にとって印象深い場所です。
作品に登場する建物の実物を現地で眺められることから、函館の聖地巡礼スポットとしても知られています。
2026年のコラボイベントと現在の注意点
2026年4月28日から7月26日までは、TVアニメの放送を記念した特別イベント「ゴールデンカムイ 黄金に染まる函館」が開催されました。
この企画では、函館市内など10か所を巡るデジタルスタンプラリーやARラリーが実施され、HOTEL 白林 HAKODATE(旧ロシア領事館)もスタンプスポットに含まれていました。
ただし、イベントは2026年7月26日に終了しています。10月現在、同じイベントを利用することはできません。
さらに、ホテルは2026年4月17日付の公式案内で、館内に『ゴールデンカムイ』関連の展示や商品は特にないと説明しています。
ここは誤解しやすいポイントです。作品の舞台として登場する実在の建物であることと、ホテルが作品の常設展示施設になっていることは別の話です。
作品の舞台を訪ねたい人は、建物の外観や歴史的背景を楽しむ目的で訪問するとよいでしょう。
【アクセス完全ガイド】旧ロシア領事館への行き方と幸坂の注意点
旧ロシア領事館は、函館市船見町17-3にあります。函館山のふもとに広がる西部地区に位置し、急勾配の幸坂を上った先に建っています。
基本情報
- 所在地:北海道函館市船見町17-3
- 現在の施設名:HOTEL 白林 HAKODATE
- 電話番号:0138-83-2273
- 一般利用可能時間:ギフトショップ12:00~15:00
- 一般利用の予約:ギフトショップ利用に事前予約は不要
市電・徒歩でアクセスする場合
函館駅方面からは、函館市電を利用して大町電停まで向かう方法があります。
函館駅前から大町電停までは市電で約9分。そこから徒歩約13~15分が目安です。
徒歩ルートでは幸坂方面へ進みます。幸坂は坂の勾配がかなり急になる場所があり、建物は坂を上り詰める手前の右手に位置しています。
坂道を歩く時間も含めて余裕を持った計画がおすすめです。特に雨天や冬季は路面が滑りやすくなるため、歩きやすい靴を選びましょう。
バスでアクセスする場合
観光案内情報では、函館駅方面からバスを利用し、幸坂停留所で下車して徒歩約8分というルートも紹介されています。
ただし、運行系統や時刻は変更されることがあるため、出発前に函館バスの最新ダイヤを確認してください。
車・タクシーでアクセスする場合
ホテル公式サイトが案内している車での所要時間は次のとおりです。
- JR函館駅:約10分
- 函館空港:約25分
- 新函館北斗駅:約35分
住所をカーナビに入力する場合は、函館市船見町17-3を指定してください。
なお、ホテルの宿泊者向け設備と一般見学者の利用条件は異なります。ギフトショップを訪れる場合は、駐車場の利用可否も含めて事前にホテルへ確認すると安心です。
【プロの結論】旧ロシア領事館を訪れる価値と失敗しない楽しみ方
旧ロシア領事館の魅力は、単に1908年の古い建物が残っているという点だけではありません。
幕末のロシア外交、日露戦争、函館大火、ソ連領事館としての時代、戦後の青少年教育、そして2025年のホテルへの転用まで、約170年にわたる地域の歴史が一つの場所に重なっています。
特に注目したいのは、歴史的建造物の保存と民間活用の両立です。
建物を使わずに保存するだけでは、維持管理や修復のための費用が継続的に必要になります。一方、ホテルとして活用することで、建物を維持しながら新たな観光資源として価値を生み出す道が開かれました。
もちろん、宿泊施設になったことで、以前のように自由に内部を見学できるわけではありません。保存と公開のバランスを考えた利用方法が必要になります。
訪問目的別のおすすめ
- 歴史好き:1908年の再建、ゴシケーヴィチの着任、1944年の閉鎖という歴史を予習してから外観を見る。
- 建築好き:赤煉瓦と白漆喰、唐破風、和洋折衷の意匠に注目する。
- ゴールデンカムイのファン:作中に登場した実在の場所として建物を訪ねる。常設展示を期待しない。
- 函館旅行を楽しみたい人:12時~15時にギフトショップを利用し、函館らしい品物を探す。
- 特別な宿泊体験を求める人:予算に余裕があり、歴史的建築と上質な食事・ウェルネスを楽しみたい場合に宿泊を検討する。
反対に、無料で建物内部を隅々まで見学したい人や、作品関連の展示・グッズ販売を目的にしている人には、期待との違いが生じる可能性があります。
訪問前に確認すべきなのは、ギフトショップの営業時間、混雑による入場制限、臨時休業の有無です。ホテル公式サイトでは2026年10月13日から15日まで施設メンテナンスによる臨時休業も告知されていました。今後も営業状況を確認してから出かけると安心です。
旧ロシア領事館に関するよくある質問(FAQ)
Q1:旧ロシア領事館は現在も見学できますか?
A1:外観は道路などから見学できます。また、宿泊者以外も12時~15時にギフトショップを利用できます。ただし、混雑時には入場制限があり、それ以外の時間は宿泊者や関係者以外の敷地への立ち入りは遠慮するよう公式に案内されています。
Q2:旧ロシア領事館は何年に建てられましたか?
A2:現在残っている建物は1908(明治41)年12月に完成しました。1906年に完成した最初の建物が1907年の函館大火で焼失したため、同じ場所に再建されたものです。
Q3:旧ロシア領事館はなぜ閉鎖されたのですか?
A3:ロシア革命後はソ連領事館として使用されていましたが、第二次世界大戦中の1944年、最後の領事が本国へ引き揚げたことに伴い、10月1日に閉鎖されました。
Q4:道南青年の家として使われていたのはいつですか?
A4:1965年5月から1996年7月までです。函館市が1964年に土地と建物を取得し、青少年の宿泊研修施設として活用していました。
Q5:ホテル白林のギフトショップは宿泊しなくても入れますか?
A5:はい。公式案内では12時~15時に限り、予約なしで一般利用できます。混雑時には入場を制限される場合があります。
Q6:ホテル白林の宿泊料金はいくらですか?
A6:宿泊日やプランによって異なります。2026年10月に確認できる予約サイトでは、2名利用・夕朝食付きで35万7,280円からの表示があります。最新料金は予約時に確認してください。
Q7:ゴールデンカムイの展示やグッズはありますか?
A7:ホテル公式案内では、館内に同作品の展示や商品は特にないとされています。2026年4月から7月までの函館コラボイベントではデジタルスタンプラリーのスポットになりましたが、イベントは終了しています。
Q8:旧ロシア領事館へのアクセスで最寄りの市電停留所はどこですか?
A8:函館市電の大町電停が徒歩で向かう際の目安です。下車後、幸坂方面へ約13~15分歩きます。坂道が急なため、時間に余裕を持って訪問してください。
まとめ:旧ロシア領事館は函館の歴史を受け継ぐ新しい観光拠点へ
旧ロシア領事館は、1858年の初代領事ゴシケーヴィチの着任から始まる函館の日露交流史を伝える建物です。
1907年の函館大火で焼失し、1908年に再建された後、1944年の領事館閉鎖、道南青年の家としての利用を経て、2025年にHOTEL 白林 HAKODATEとして再生しました。
2026年には1ミシュランキーにも選ばれ、歴史的建築の保存と上質な宿泊体験を両立する施設として新たな評価を獲得しています。
宿泊しなくても、12時~15時のギフトショップ利用という方法で建物内部に触れられるのは、訪問者にとってうれしいポイントです。
函館の歴史を知りたい人、ゴールデンカムイの舞台を訪ねたい人、明治期の洋館建築に興味がある人は、幸坂を上って旧ロシア領事館の現在の姿を確かめてみてください。
外交施設から青少年施設、そしてホテルへ。旧ロシア領事館は、函館の歴史を過去の遺産として閉じ込めるのではなく、次の世代へ引き継ぐ場所として歩み続けています。
主な検証資料: 函館市の景観形成指定建築物資料・伝統的建築技術研修会資料、HOTEL 白林 HAKODATE公式発表、ミシュランガイド2026公式発表、函館観光公式情報。
(出典: 旧 ロシア 領事館(Yahoo!ニュース))